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| きょうからあなたは「経済担当補佐官」 |
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2005年5月16日 |
◆ 竹中平蔵大臣が、2つの私立中高一貫校で行った特別授業をベースに、90分授業用に再編集したものらしい。経済というのがわたしたちの生活にいかに関わっているのか、その生活がいかに世界と結びついているのかがよくわかる。 ◆ また現在の小泉内閣の柱である構造改革についても、もし君たちが「経済担当補佐官」だったらどうするのかという仮定で、質疑応答しながら講義が進行していくところはなかなか臨場感があってよい。 ◆ ただし、その質疑応答の内容編集に関しては非常に不満である。竹中平蔵大臣は実は1999年の経済戦略会議報告書作成メンバーで、そのとき以来基本的な考え方は変わっていない。その会議の報告書にも、今回の著書の中にも創造的な人材育成を重視しているにもかかわらず、創造的な人材育成の講義になっていないということが不満なのである。 ◆ だいたい「経済担当補佐官」という仮説がすでに創造性を規制している。どうせ立てるなら「総理大臣」か「一市民」であろう。そういう視点で俯瞰すれば、民間でできるものは民間でやるという構造改革のコンセプトそのものが当たり前すぎることを指摘できただろう。 ◆ この構造改革では、手法論を変えるだけで、枠組みそのものが変わらない。もちろん次の段階に行く前の過程であることは百も承知だけれど。いずれにしてもこの本の内容は、中学入試や大学入試では取り扱われそうな素材である。君ならどのように批判し、どのような政策を立てるだろうか。チャレンジしてみるのは楽しいかもしれない。 |
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