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| 2007年首都圏私立中高一貫校入試動向(14) |
| 2007年1月15日 by 本間勇人 |
| ◆ 横浜女学院の人気は止まらない。同女学院のエッセンスは、八ヶ岳山荘で行われる8つの教育に現れている。@キリスト教について学ぶ A学校生活の意義を学ぶ B共に生きることを学ぶ C人生について学ぶ D祈ることについて知る E自分について知る F健康の大切さを知る G自然の美しさを知る。しかし、これらは並列ではない。@のキリスト教的な普遍主義がベースに七つの柱が立てられている。このベースがあるからこそ、言うまでもなく、横浜女学院で、タレント(才能)とトレランス(受容)とテクノロジー(技術)が育つのである。
◆ 横浜雙葉も高人気。キリスト教と総合学習ベースの進路指導が評判。横浜雙葉の受験勉強は、予備校的受験勉強とは全く違うようである。人間の痛みと自分の痛みを重ね合わせながら、乗り越えていくことを考えていくことを通して、同時に社会に出たときに、自分を神の道具として使えるようになっているということだろう。 ◆ 横浜山手女子の魅力が少しずつ伝わってきている。受験英語を超えた国際教育と女子校としては他にないほどITを活用して探究活動ができる環境を整えている。将来今問題になっている欧米的な国際会計基準の枠組みで活躍する女性が育つ環境があるのではないだろうか。神奈川全体の私立女子校の未来を創ろうとする大局観を有した教師もいる。まさに正のグローバリゼーションの動きをしているといえよう。 ◆ 立教女学院の人気は不変。緑のキャンパスとかわいらしい建物は理想郷のようだ。チャペルも複数あり、目的に合わせてパイプオルガンの種類も違う。ITなど新しい世界の動きにも速いうちから対応するなど、米国聖公会らしいプラグマティックなキリスト教主義の学校である。 ◆ 和洋九段女子の人気も不変。欧米・アジアとの国際交流、ITを使った教育活動、新校舎による教育空間の充実、地政学的に有利な場所などなど教育の条件が揃っている。江戸時代の日本文化の本質や第二次世界大戦の躓きをいかに乗り越えるかを考える環境の中にも位置し、まさに和魂洋才の理念にはぴったりの教育環境である。 ◆ 和洋国府台も和洋九段女子と同じ学校法人和洋学園の一翼。やはり和魂洋才を同じ理念として持つが、和洋女子大に進むのは和洋国府台の方か。それだけに「和洋仕込み」という言葉を卒業生は使うようである。この和洋仕込みのベースにある和魂洋才だが、単純に日本流儀と西洋流儀の融合ということではないようだ。人と人、人ともの、人と自然、人と社会、人と精神などの和を追究する深みのある理念である。学校選択者はもっとこの点については理解を深めていく必要があるかもしれない。 |
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