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| 2007年首都圏私立中高一貫校入試動向(10) |
| 2007年1月11日 by 本間勇人 |
| ◆ 田園調布学園の人気は堅調。高大学進学実績を出すアカデミック・カリキュラムの充実と集中力とタフな精神性を養うプログラムの構築、そして土曜講座で幅広い教養を育成する条件が揃っている。心安らぐ教育空間も評判。
◆ 戸板も人気上昇。拡散と集中というダイナミックな思考力を教育空間が刺激する。図書館機能とPCルームの機能とその機能を活用したプログラムが破格。なんといっても豊かな言語力と科学的思考力を養う教師陣の創意工夫力がよい。 ◆ 桐蔭女子部も人気がある。あらゆる教育環境を備えている。教育とは少人数がよいという神話を覆すシステムとインフラの条件がそろっている。まだまだ桐蔭の教育の構造は外部からは解明されていない。 ◆ 東京家政学院の評価が徐々にあがっている。芸術的センスと品性、道の探究がアカデミック・カリキュラムとどう結びついているのか。そのプログラムの顕在化が急務ではあるが、潜在的な同学院の教育の質を見抜く学校選択者がいることが、今後に期待できる。 ◆ 東京純心は、地理的に多少通学しにくい場所にあるにもかかわらず、大健闘。創設者は数学者でもあったシスター江角ヤス。被爆という徴を背負ったシスターの愛と理性の理念が教職員全員に染み渡っている。圧倒的な本物の重さに、教師も生徒も素直な気持ちで、行動せざるを得ない迫力が、学校の品性と雰囲気となっている。 ◆ 東京女学館復活。国際異文化教育のセンター的存在であり、ITをフル活用するプログラムが充実している。品性と伝統と先見性という多角的な視野をベースに生徒の発達段階に応じたライフ・デザイン・プログラムを構築。1990年代後半の大改革が日常の学園生活に根付いたのではないだろうか。 ◆ 東京女子学園も健闘している。英語のワールドスタディーは、本になるほど教育界で注目されている。美術ではコンセプトを大事にしている。抽象思考と豊かな表現の結合が東京女子学園の美術。あらゆる教科が思考と想像力を養う基礎基本で結びついている。 ◆ 東京文化はやや苦戦。生徒の潜在的な才能を開発する探究&表現のプログラムが構築されている。初代校長新渡戸稲造の流儀を大切にしているがゆえのプログラム。国際的視野と平和を希求する道は、探究と表現から。新渡戸稲造の歴史的意義を考えると、東京文化や恵泉、普連土という新渡戸稲造ゆかりの学校の重要性が見えてくるはず。 |
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