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| 2006年首都圏中高一貫校入試エピソード【3】 |
| 2006年2月28日 by 本間勇人(honma@netty.ne.jp) |
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◆ 私立中高一貫校に合格した生徒と話していたとき、「成績表」の話題になった。模擬試験を受けるとその後に「成績表」がアウトプットされるが、果たしてそれをどのように活用しているのかという話である。
◆ 模擬試験の「成績表」は保護者にとってたいへん気になるものだ。それを見て、一喜一憂もするが、それより何より子どもに対しアドバイスをするための道具として有効だ。したがって「成績表」なるものは、保護者にとって重要で、受験生は自分と同じ志望校集団の中でどの位置にいるかぐらいしか気にかけないと思っていた。 ◆ ところが、確かに非常に関心を持ったのは、6年生後期であるが、模擬試験の「成績表」は志望校に対する勉強の「振り返り」に役立ったというのである。ちょっと待て、「振り返り」なんて言葉をふだんから使っているのかいと尋ねると、日常的に使っているだけで特別な意味で使っているわけではないという。 ◆ そうか今の受験生は自分の勉強の仕方をモニターする術をどこかで自然と学んでいるということか。話をしてくれた生徒は、何を感動しているのかわからないという顔をしていたが、学校の入試問題の傾向と類似の模擬試験の問題を照合し、同じ志望校の集団がその問題がどのくらいできていたのか、それに対し自分はどうだったのかを綿密にシミュレーションしているのである。 ◆ もちろん志望校の集団の中で自分がどこに位置するかという「成績表」は最も関心があるのだが、そこで一喜一憂するのではなく、次に何を学ぶべきかをモニターする「成績表」を分析して、受験のための学習戦略を立て直す「再起力」を持っている。 ◆ 「学校選択に対する信念」と「自分の現状を受け止める力」と「即興的に学習戦略を転換する力」があるかどうかが、「成績表」の活用方法からわかるのであるが、そのような3つの能力を合わせた「再起力」を「合格」は養うのだろう。模擬試験の「成績表」の学びは「リスクマネジメント」のパワーを身につけるチャンスでもある。 |
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