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2006年首都圏中学入試動向(19)
東洋英和東京女学館立教女学院
2005年9月2日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)
◆ 「2005年夏 志望校調査集計レポート 編集:全国中学入試センター模擬試験」から東洋英和・東京女学館・立教女学院の志望理由を7つのカテゴリーに分けて(複数回受験のデータを合算)、グラフ化すると【グラフ(19)−1】のようになる。

【グラフ(19)−1】





◆ この3つの女子校は、実は互いに併願校になるケースは少ない。グラフではやはりいずれの学校も学校文化が高くなっている。そしてそれぞれその文化からにじみ出てくる雰囲気が全く違うので、学校選択者も偏差値や大学進学実績や単純にブランド力があるという観点からだけでは選んでいないということがよくわかる。

◆ 東洋英和の場合は、系列の大学には行かずに他大学に行くケースが多いわけだから、それを保証する学習のシステムに目が向くのだろう。東京女学館も同様であるが、渋沢栄一時代の面影がどことなくただようモダンだけれど少し時代を感じさせる日本的な文化を残している教育空間にどうしても目が向くのだろう。

◆ 立教女学院の場合は、立教大学そのものを避けるわけにはいかない。小学校から大学まで、立教アイデンティティというものは強固かつ強烈だ。教育空間そのものにそのアイデンティティが顕在化している。だから一般的には目が向かうはずのすばらしい教育空間も、施設としてみるのではなく、アイデンティティの空間としていつの間にか見ているために、教育空間に興味を持ってもそれは教育理念の顕在化として、学校文化の諸項目の方を優先してしまうのであろう。

◆ この3校の選択者の学校選択リテラシーは実に上手く機能しているといえよう。


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