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3年間の入試問題データ分析から考える(10)
〜本郷・攻玉社が求める数値論理力

2005年9月28日
by 本間勇人(honma@netty.ne.jp)

◆ 本郷と攻玉社の入試問題(国語同様試験3年分)が求める数値論理力のカテゴリー表を作成した。

 【表−(10)】

計算論理 比較論理 時間論理 空間論理 論理発見
本郷 13.7% 13.7% 19.6% 29.4% 23.5%
攻玉社 15.0% 0.0% 19.0% 46.0% 18.0%
R4 60以上(22校) 7.4% 9.7% 14.2% 32.2% 29.7%
R4 55〜59(17校) 11.6% 8.9% 11.8% 30.2% 27.4%
全体(94校) 13.8% 11.4% 13.1% 28.9% 24.1%

◆ 【表(10)−1】からわかる通り、本郷は各カテゴリーバランスよく出題。攻玉社は空間論理に関する問題を他のカテゴリーの倍以上出題している。空間論理はある意味直観的な部分もあるので高度なトレーニングを要する。

◆ 言語力では論理性を、数値論理力では論理性と想像性の両方を要する力を求めているということがわかる。学校のイメージも受験に総力を向けたわかりやすものだ。入試問題にはっきり反映している。

◆ それに比べ、本郷は論理と創造の統合を目標にしている学校だが、これもまた入試問題に反映しているといえよう。このように言うと攻玉社は人間形成は無視しているのではないかと思われるかもしれない。しかしそれは全く違う。規律正しい人間形成のベクトルもしっかりと教育の理念の中にある。

◆ ただ、人間形成=創造力育成ではない。規律型の人間形成と受験学力は、ある程度相関があるが、創造的人材育成教育と受験学力の相関は、悩ましいほど難しい。乖離することがあるからだ。しかし、成功するとそれはとてつもない飛躍をする。のように。本郷もその実績から見て、の路線を歩んでいることは確かなようだ。



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