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次世代サプリメント戦争の勝者≪週刊ダイヤモンド2/12号より要約≫

2005年3月10日
by 葛原 怜

■ かつてはうさんくさいと見られていたサプリメントだが、いまやコンビニの店頭でも、当たり前に見るようになった。昨年の秋からコエンザイムQ10(CoQ10)が大ブームになるなど、市場が活性を呈し、五年後には三兆円市場になるとまで言われている。今、なぜサプリメント市場が伸びているのか。

[同号より参考]

■ CoQ10のみならず、いわゆるサプリメントは今や、身近な存在になり、コンビニやドラッグストアの店頭でも売られている。市場規模は、特定保健用食品と合わせて二兆円と推定され、2010年には三兆二千億円を見込む。トクホとは、臨床試験などのデータを厚生労働省に提出し、「体脂肪が気になる方に」などという表示が認められたもので、花王の「ヘルシア緑茶」「エコナ」カルピスの「アミールS」などがある。現在、トクホの市場規模は5700億円に達している。

■ これに対してサプリメントは、日本では明確な定義はないが「栄養機能食品」「健康(栄養)補助食品」を指している。その基準はトクホほど厳格ではなく、例えば「栄養機能食品」はビタミンとミネラルが一定の基準を満たしていれば表示が可能で、厚労省への申請も審査も不要である。健康(栄養)補助食品に至っては、大豆レシチンなど、いわゆる体にいいとされる成分が含まれていれば表示できる。

■ サプリメントのユーザーは大きく三つに分けられる。一つ目は、美容やダイエットのためならばカネを惜しまないという層。二つ目は病気ではないが、なんとなく疲れていたり体調不良で、体にいいものがあれば試したいと考えている層。三つ目は、糖尿病やガンなどの疾患があり、病状の改善を期待している層である。CoQ10がブレークしたのも、「抗酸化作用」=若返り、「代謝の促進」=ダイエット、「心肺機能の改善」=疲れの回復、という機能がメディアなどを通じて認知され、美容や健康に関心の強い消費者を取り込んだからであろう。

■ CoQ10の原料を供給するカネカも、フル生産で休む暇もない程だと言う。25億円を投じて、30トン増産し、年産180トンに引き上げると共に、来年春には米国生産も開始する。爆発的なヒットで潤うサプリメントメーカーと原料供給メーカー。第二、第三のCoQ10はこれから出てくるのだろうか。



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