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エプソン、カラー機で攻勢≪日本経済新聞12/6号より要約≫

2004年12月27日
by 葛原 怜


■ セイコーエプソンは企業向けが中心のレーザープリンター事業の拡大に乗り出す。市場でモノクロ機からカラー機への次世代交代始まったことを受け、カラー機で一気に攻勢をかけるというものである。まず、カラー機の中核部品である印刷機構をOEM(相手先ブランドによる生産)調達から自社生産に順次転換し、中国工場の生産能力を倍増する。モノクロ機では出遅れたが、カラー機で三割の世界シェア獲得を目指そうというわけである。

[同号日本経済新聞より参考]

■ エプソンはこれまでレーザープリンターの印刷機構を複写機大手からOEM調達してきた。その基本技術が同社主力のインクジェットプリンターの技術と異なり、複写機に近いためである。世界最大手の米ヒューレット・パッカード(HP)も同様にOEM調達をしている。しかし、エプソンはHPを追撃してレーザープリンター事業を大きく伸ばすには開発領域を複写機分野にまで広げることが不可欠と判断したのである。

■ 特にカラー機は需要が急増しているため、同社は三年以内にカラー機の大部分を自社開発・生産にするという。これにより顧客の要望に対応した機種を国内外で他者に先駆けて販売することが可能になるというわけである。さらに、中国・深?のプリンター工場の印刷機構と製品組み立てラインをともに増設し、生産能力を現在の二倍に拡大する。設計部分も大阪市の営業拠点内にカラー機専門の設計拠点を来年十月に開設する方針で、近く技術者三十人の募集を始めるという。

■ 関西の試作品などを外注する企業と協力関係も深め、開発速度を向上する。モノクロが約九割を占めるレーザープリンターの世界市場は2004年見込みで約1700万から1800万台と言われている。そのうちエプソンのシェアは2〜3%に留まっている。エプソンの05年三月期の同事業売上高は1260億円の見通しだが、カラー機を中心に三年後には二倍以上に増やす計画である。

■ エプソンは家庭用が中心のインクジェットプリンターでは世界シェアが約二割と、シェア四割のHPに次ぐ規模をもつ。レーザープリンターでのシェア向上でプリンター事業全体の競争力を引き上げる。



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