春日部共栄中学校 「HONDA最先端教育プログラム」
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 【発 表】

【リハーサル】

■ 3日目になり、いよいよプレゼンテーションの当日を迎えました。まずは資料の最終確認と、リハーサルを行います。資料造りに追われる一方、「締め切り前に一度やってみよう」と声をかける姿も見られます。メンバー同士でチームを軌道修正することができるようになってきています。パワーポイントの締め切りに間に合い、子どもたちからはほっとした表情も見られますが、まだ終わりではありません。

■ 資料や原稿の修正を終えたチームは、本番を想定したリハーサルを行います。パワーポイントの操作のタイミング、立ち位置やマイクの受け渡しなどを確認していきます。5分の発表時間を有効に使えるように、ストップウォッチで時間を計りながら、読みあわせをしていきます。

■ 発表で使う会場の雰囲気を目の当たりにし、少し緊張感が見られるチームもありますが、どのチームも時間ぎりぎりまで細かい修正とリハーサルを繰り返しています。


【発 表】

■ いよいよプレゼンテーションの時間です。16チームを2つに分けて8チームずつで行います。抽選で発表の順序を決めて、プレゼンテーションが始まりました。「ロボットとバイクの進化の共通点を考えて、人にとって役立つようになってきたと感じました」、「人型のロボットが未来ではどのようになるか考えてみました」、「未来のロボットを作る上で、私たちにできることは夢を持つことだと思います」などチームのアイデアが表現されていきます。

■ 「自然と人間」「最先端技術と人間」という2つの切り口からテーマを選んで探究を進めてきましたが、自然と技術を結び付けて考える視点も多く見られました。初日にHWで考えた切り口を発展させて、動物のメカニズムを最先端技術に活かしたデザインを提案するチーム、ロボットの目や足をトンボやセミ、カエルの機能で補強したチームなど、実に豊かなアイデアで溢れています。「技術に頼りすぎると、人間が衰えてしまうのでは」という負の側面に着目した視点も見られました。資料の見せ方への工夫も目立ちます。自分たちの根拠を補強するために、グラフを活用するチーム、模造紙に描いた大きな絵でアイデアの骨子を説明するチーム、動画や音声を使って印象付けるチームなど、多くの創意工夫の跡を見ることができました。

■ 各チームの発表後には質疑応答の時間が設けられていましたが、ここでも活発な議論が起こっていました。「エンジンが広い範囲で応用されているといっていましたが、広い範囲という点をもう少し具体的に教えてください」といったより詳しく知るための質問や「なぜ地球環境についての調査を行おうとしたのですか」といったチーム議論の原点を問うような質問が出ていました。質問を受けた子どもたちも、「HWはきれいだけど、ごみなどで困っている自然もたくさんあったからです」というように、丁寧に質問に答えていきます。様々な議論を積み重ねてきたことが質疑応答の端々から見てとれます。

■ プレゼンテーションが終わり、評価の時間へと入っていきます。まずはプレゼンテーションの内容について、投票という形で、子どもたち同士の相互評価を行います。チーム1〜8ではチーム5、9〜16ではチーム14が多くの評価を集め、優勝しました。会場を入れ替えて優勝チームの発表を聞いた後、閉会式へと入りました。

 
 【評 価】

■ 閉会式ではまず先生方からチームに対する賞が贈られます。優勝チームと準優勝チームには「最優秀賞」「優秀賞」がそれぞれ贈られ、他にも「ユニークフォーカス賞」「ロジック賞」など2泊3日のプロセスに対してすべてのチームが壇上に上がって表彰されました。先生方からの思わぬプレゼントに子どもたちもとても嬉しそうです。


■ 続いてHonda発見体験学習推進チームの青木さんから生徒たちにむけた応援メッセージがありました。「私たちはツインリンクもてぎで、『人と自然とモビリティの融合』をテーマに活動しています。私たちもチームで活動しているように、今回みなさんがやってきたプロセスは、学校生活などでも様々な場面で活かすことができるはずです。ぜひ活かしていってください」というお話を受けて、自分たちが取り組んできたテーマを思い返している様子が伺えました。社会の中で実際に考えられているテーマを自分たちも考えていたことは、とても自信につながる体験だったのではないでしょうか。

■ そして閉会のメッセージが淡川先生から贈られました。まず「みなさんこの3日間は楽しめましたか」という問いかけにほとんどの子どもたちが手を挙げて応えています。「今回のプログラムで持ち帰ってほしいことが3点あります。友達との協働作業、ディスカッション、プレゼンテーション。多くのことを学ぶことができましたね。チームで活動すると、衝突する場面もたくさん出てきます。なぜうまくいかないのかと悩んだ場面もあったと思いますが、それは悪いことではなく、むしろとても大切なことです。今回の経験をぜひ今後の学校生活の糧としてください」という言葉に子どもたちも改めて3日間を思い返していたようです。

■ いよいよ「Honda最先端教育プログラム」も終わりの時間を迎えます。3日間をともに過ごしたLAと改めてチームのプロセスを振り返ったあと、昼食をとり、バスに乗り込んでいきます。


■ 2泊3日を通して、チームを作り、プレゼンテーションを行うプロセスを徹底的に体験してきました。うまく行ったという想いも、もっとやれることがあったなという気持ちも、これからの活動の大切な糧となります。「Honda最先端教育プログラム」はここで終わりますが、子どもたちがチームを組み、自分たちの考えを伝える場は、学校にも社会の中にもたくさん用意されています。