聖徳学園中学校「サマーキャンプ 〜Road to the Future〜」
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 【リハーサル】

■ 最終日の朝を迎え、朝食を終えた生徒たちがホールに集まってきました。開始時刻前からパソコンを開いてパワーポイントの続きを作ったり、原稿を書いたりと各々自分でやることを見つけて取り掛かっています。



■ プログラム開始時刻になると、スーパーバイザーの合図で一斉にリハーサルを開始。まだすべての資料ができあがってないチームもありますが、まずは通してリハーサルをしてみることで、自分たちが考えた論理の穴、説明が足りない部分、説得力を増すために必要な資料、チーム内での役割分担など、まだまだ考えなくてはならないものが見えてきます。

■ リハーサル後の残り時間をどう使うかも、チームワークの発揮のしどころです。原稿を書く生徒、模造紙を仕上げる生徒など、それぞれが自分のできることを見つけてチームに貢献します。違う役割分担をしている生徒に指示を出したり、助言を求めたりと、お互いに助け合う姿も見られるようになりました。

 
 【発 表】

■ 発表は、T・U組、V・W組の2グループに分かれて行われました。まずは順番をクジで決め、ホワイトボードに書き出します。徐々に会場に緊張感がただよってきました。

■ 「最先端技術と環境」というテーマからスタートした16チームですが、課題の切り口、問題提起のしかたはそれぞれのカラーが出た独自のものになりました。ジェットエンジンの開発をヒントに、より安全に環境にやさしく人の移動やものの輸送を提案するチーム、「環境対策」と題してグラフやチャートで説得力のある説明を展開するチーム、Hondaが取り組むビーチクリーン活動など他のチームにはない情報を盛り込み、施設の隅々までしっかりリサーチをしてきたことが伝わってくるチームなどさまざまです。




■ 最初は、質疑応答の時間にあまり会場から手があがりませんでしたが、2チーム、3チーム目になってくると、どんどん質問も活発になってきます。「ASIMOにしかできないことがあるけれど、人間にしかできないこともある」と発表したチームには、「人間にしかできないことって、具体的にはどんなことですか?」と会場から質問が出ます。アイディアをもっと具体的に聞いてみたい、という気持ちを持ってプレゼンテーションを聞いていることが伝わってきます。他にも、「ソーラーパネルをASIMOに組み込んだらいいと言っていたけれど、ソーラーでは逆に動けないような環境もあるんじゃないですか?たとえば陽の光が届かない地下なんかではどうでしょう?」という質問も出ました。プレゼンをただ鵜呑みにするのではなく、自分なりに頭の中で状況を描き、条件設定を考えるという視点も、会場全体で共有することができました。



■  全チームの発表が終わったら、投票を行います。結果は閉会式でのお楽しみ。3日間の自分をふりかえって文章にまとめたら、いよいよ閉会式です。


 

 【評 価】

■ 閉会式ではまず、投票結果が発表されました。3位、2位、1位の順にチーム名が呼ばれます。1位になったチームの生徒はちょっとびっくりした様子で、それでもうれしそうに顔を見合わせていました。




■ 続いて、「2008米清賞」と題された、先生方からの賞が贈呈されました。オピニオン賞、グッジョブ賞、パーソナリティ賞、ビッグスケール賞、ドリーム賞など、16チームそれぞれの発表内容の特徴をとらえた賞が贈られました。順番に前に出て先生から賞状を受け取ります。

■ LAからも、最後に一言ずつチームにメッセージを送り、最後は佐藤先生のお話で締めくくりです。「みなさんは、いったい何のために勉強するんだろう、と考えたことがあるでしょう。ここツインリンクもてぎでいろんなものを見ましたが、それを作ったエンジニアの人たちはいったい何を目指していたんでしょうね?私はきっと、エンジニアはよりよい生活というものを描いてものづくりをしているんだと思います。じゃあみなさん自身は、どんなものを目指していきたいですか?なにか描くものは見つかりましたか?

 開会式ではみなさんに、なにかひとつ、成果を持って帰りましょうと言いましたよね。そばで見ていて、みなさんは人の話をしっかり聞くことや、仲間のよいところを見つけることができたと思います。それからもうひとつ、みなさんはとっても元気がよいといういいところも先生は見つけることができました。なにごとに取り組むにも、健康な体と元気な心がないと全力を尽くせませんよね。その元気さでこれからもいろんなことに取り組んでいきましょう。

 最後にもうひとつ、昔こんなコマーシャルのキャッチコピーがありました。『ボタンひとつでごちそう出てくる、そんな未来はつまらない』。みなさんはどう思いますか?どんな未来を目指したい?これから、みんなで考えていってほしいと思います。」

■ 先生の言葉に、生徒たちはじっと聞き入っていました。自分たちがたどった3日間、チームの仲間とうまくいかなかったり、自分の思いを伝えられなかったり、いろいろなことがあったでしょう。でもそれをいつのまにか少し乗り越え、生徒たちはひとつ大きくなったように感じます。一人ひとりがどんな成果を感じて持ち帰っていったのか、その答えは今後の学校生活の中で見えてくるに違いありません。