村田学園小石川女子中学校  「サイエンスレディへの出発点」
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 【発 表】

【リハーサル】

■ ついに最終日の朝を迎えました。チームそれぞれの目線で発見した「不思議」や「大切なもの」がたくさんつまったプレゼントを、どのように相手チームに向けて発表しようか、最後のブラッシュアップです。



■ 生徒たちはリハーサルをしながら自分たちの発表には何が不足しているのかを自分たちで発見し、変えていきます。劇仕立ての発表をするチーム1は、「これで大体劇は完成だよね!」「劇だけでプレゼントになるのかな?」LAは生徒たちがプレゼントに何が不足しているかを考えるための言葉を投げかけます。「みんなが話し合って『大切だ』と思ったものの中で、まだ言葉として入っていないものがあるんじゃないかな?」こうして内容は磨かれ、輝いてゆきます。

発表 発表

■ 早々に台本を書き終えたチーム1は、実際の会場に移動して劇のリハーサルを開始しました。出演者の登場シーンや台詞についての議論が盛り上がります。「河童は川から出てくるんだから最初は川の中に居ないとだめだよね?」「ホワイトボードにプレゼントの題名を書いておかない?」話し合って創り上げてきた劇を効果的に見せるために様々な意見が飛び交います。

■ チーム2は、「人・笑顔」「希望・夢・願い」「自然・環境」と大きく3つに分類。数名ずつで分担し、内容を詰めています。ホワイトボードを何枚も使って、自分たちが今まで話してきたことを絵や図にしたり、文章にまとめたりしています。しかし、お互いの内容がまだ共有されておらず、最後のまとめをどうするかが最後の課題。LAは何度か話し合いの機会を作ろうと問い掛けますが、「環境についての説明は私がするね?」「パワーポイントで題名を表示しようよ!」とそれぞれ自分の興味のある部分についてはどんどんアイディアが出るものの、発表内容の全体像をみんなで共有しようという動きにはなかなかなりません。

■ そこで、全員で一度リハーサル。他のメンバーの発表を聞き、それぞれがどんなことを考えているのか、自分たちの意見とどのように話をつなぐか、などを考えます。1回目のリハーサルは、「えっ、これは誰が言うの?」「次どうするの?」となかなかスムーズに行きません。しかし2回・3回とくり返すうちに、誰かが話している時に、該当する箇所を指し棒を使って示すなど、さりげないサポートが生まれ始めました。それぞれのチームで発表の準備がととのってきました。プレゼントの発表はすぐそこまで迫っています。

発表 発表



【 発 表 】

■ 「発表は、みんなが3日間で感じたり考えた不思議を発表する時間。相手チームが、自分たちに何を伝えてくれているのか、考えながら聞きましょう。」とSVが発表を見るに当たっての視点を話します。制服をきちんと着て、少し緊張気味の生徒たち。発表を聞く態勢が整ったらスタートです。

■ まずはチーム1の発表。自分たちが感じた「大切なもの=自然」という考え方から、「みんなと河童の物語」という劇を制作しました。一人ひとりが自分の台詞をしっかりと話しています。「自然が汚れてしまって生き物も河童も川からはいなくなってしまいました」「生き物や河童が生き返るような自然の回復を目指しましょう!」入念なリハーサルの効果か、どの生徒もマイクも使わずに張りのある大きな声で、恥ずかしがることなく堂々と演じています。ユーモアを交えながら自然の大切さを表現した後、全員で作った「河童の歌」を歌って劇は終わりました。終了後は、先生・チーム2のメンバー・スタッフからの賞賛の拍手が大きく響きました。

発表 発表

■ 発表後は、聞いていたチーム2から「ここが素晴らしかった」というポイントを伝えます。「自然についてインターネットで調べたり、川を綺麗にするための方法を話し合いました」「自然が「大切なもの」だということがよくわかったし、劇がおもしろくてとても楽しかったです」それぞれの視点からプレゼントの内容が話されました。

発表 発表

■ 次はチーム2の発表です。3つの視点からそれぞれが感じたこと、考えたことを深めて、それらどれもが「大切なもの」だと発表していきます。「私たちは夢と希望が大切なものだと思いました」「私たちが考えた人と自然という『大切なもの』は他の二つの『大切なもの』とつながっています!」チームのメンバー一人ひとりが個人的な情報を共有して、お互いに深めることで、それぞれの「大切なもの」がどのように関係しているのかを論理的に整理していきます。SVからは「みんなのプレゼントはプラスとマイナスをきちんと考えて発表していて、とても素晴らしかったと思います」という言葉が送られました。生徒たちからも「チームの一人ひとりが自分の『大切なもの』とみんなの『大切なもの』のつながりを話していてよかったです」という視点が出されました。

発表 発表

■ 発表ではこうして3日間で見つけた新しい不思議をお互いに共有することができました。これから共にサイエンスレディとして成長していく仲間として、素晴らしいプレゼントをお互いに贈りあい、学問への一歩を踏み出すことができました。

発表 発表
 
 【閉 会 式】

■ あっという間の3日間の体験学習が終わり、最後の閉会式を迎えました。
まずはHondaからの応援メッセージ。「みなさん、3日間どうでしたか?」という問いかけに、「楽しかった〜!」「がんばった!」と生徒たちが大きな声で答えてくれました。「自分一人の力では、できることに限界があります。でも、隣の人と話をしてみたら自分と違った考えがあって、問題が解決できるかもしれません。そしてそのまた隣の人と話してみたら、また違うアイディアが生まれてくるでしょう。みなさんは、3日間試行錯誤しながら、仲間の力をすでに感じていると思います。これからに期待しています」という応援の言葉とともに、チームそれぞれに課題も出されました。「チーム1は、発表の中で『自然を生き返らせましょう』と呼びかけていましたが、あなたたち自身が自分たちの力でどうやってそれを叶えていきますか?チーム2は『大切な環境を守っていかなくてはいけない』と発表してくれましたが、あなた方の力でどう実現しますか?みなさんが自分たちで見つけた課題、それをぜひ、いつの日かみなさんの力で乗り越えていってくださいね」。

発表 発表

■ 続いて、生徒たち一人ひとりに、先生方からのサプライズプレゼント。3日間の活動の中で、一人ひとりの良かったところが賞として授与されました。「チームワークをまとめあげた」「議論を活発にした」「資料となる写真をたくさん撮っていた」など、発表を創りあげる過程での活躍はもちろんのこと、「クラスメイトの体調を気にかけた」「室長としてメンバーが健康に過ごせるように気配りをした」「バスの中でいろんなゲームを提案しクラスを盛り上げた」など、ふとした瞬間の小さな芽を見逃さず、暖かく見守っていた先生方の目線を感じる賞ばかりでした。一人ずつ舞台にあがり、伊藤校長先生から賞状を受け取りました。

発表 発表

■ 伊藤淑子校長先生から、生徒たちに次のようなメッセージが贈られました。「3日間、寝るのも食事もみんな一緒に行動する中で、チームの中で出たそれぞれの不思議の芽が、一本の茎となって伸びてきましたね。発見したこと、気が付いたことは、東京にもって帰って、これからいよいよ始まる中学生としての学びの世界に活かしていきましょう。みんなが発表で伝えてくれた『大切なもの』がありましたが、もうひとつ、大切なものがあります。それは一人ひとりの意見を尊重するということ。みなさんは、一緒に過ごした仲間たちの良さに気付きましたか?人はそれぞれ特長があります。自分と合う人、合わない人も当然いるでしょう。でも、合わないからイヤ、ではなく、それぞれの良さに注目すると、違う道すじが見えてくるはず。これから共に学校生活を送る仲間として、お互いを尊重しながら過ごして行きましょう」

■ 生徒たちは真剣な表情で校長先生のお話に聞き入っていました。まだお互いをよく知らない仲間同士、この3日間のはじまりにはきっと緊張や不安もあったでしょう。しかし3日間でチームの状態はみるみる変化し、今は仲間の良さを感じ、お互いに受け止める優しい気持ちが生れている様子。学校生活は、まだ始まったばかりです。ここで見つけた仲間の良いところ、そして何よりも自分自身の良さをこれから磨いていき、第一期生として学校の歴史を創っていってほしいと思います。

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