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■プロセスレポート(2)
「アイディアに優れているが、誰か一人の意見に収束してしまう」というのが、先生方の今年の生徒たちへの感想だった。プレ学習では、まず二酸化炭素排出量のプログラムを実施。環境問題に関する個々人の情報量はとても多く、議論はとても白熱し意見交換を重ねている。その様子からは、すでにチーム毎の色が見えてくる。しかし発表の段階になると、まだ出てきた意見を表現しきれていないと感じた。
次のプログラムでは、京都議定書を超える「近大豊岡議定書」の議論では、アメリカ・中国・日本・サウジアラビアになりきってそれぞれの利権を確保しながらどのように全体の合意を得るか、与えられたデータを参考にしながら解決策の創っていく。発表では、エコカーの製造にあたっての技術者の提供など長期的なビジョンをもったアイディアや、データの中には記載されていなかった地域についても言及した解決方法を出しているチームも見られた。ひとつひとつの課題、表層にある矛盾には気づき始めた生徒たち。それらの背景に潜む大きな葛藤を、これから見出していくことを期待したい。
最後に今日のチーム状態を振返る時間をとった。「男女で意見が分かれて、話し合いにならなかった」や「意見を聞いていな人がいた」といった個人の反省の言葉も聞かれた。それぞれが自分自身の課題を乗り越えることはもちろんだが、その時に個人で課題と向き合うのか、チームで向き合うのか。一人の課題をチーム全体の課題として捉えられたとき、チームにはシナジー効果が生まれ、生徒たちは課題を乗り越えていくことができるだろう。Pプロジェクトの3日間では、生徒たちはチームで自分たちと「近未来の日本」に立ち向かっていくことになる。
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