聖光学院中学校 「Post-Technology 〜科学技術の先にあるもの〜」
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 【リ ハ ー サ ル】

■ 朝食もそこそこに会場に駆け込み、最後の仕上げに入ります。まずは時間を計りながらリハーサルを行い、伝えたいことがしっかり7分間に圧縮されていることを確認。それから追加の資料作成を行います。パワーポイントの修正期限が過ぎても、原稿に手直しをしたりお互いのロールプレイを確認したりと、最後まで集中力を途切れさせることなく夢中で準備を行いました。

■ 本番のプレゼンテーション会場も開放され、準備を終えたチームは実際に舞台に立って最後の調整をします。中には一人でこっそりパフォーマンスの練習をしている生徒も。観客にインパクトを与えるためには必要なことです。どんなものを見せてくれるのでしょうか。

発表発表発表  

 

 【発 表】

■ 発表は、チーム1〜6、7〜12の2会場に分かれて行います。くじで順番を決め、1チーム7分間のプレゼンテーションがスタート。他のチームはどのような結論に達したのか、会場は真剣に聞き入ります。

■ 「止揚」というキーワードを据えて、やみくもに発展するだけでなく現在と過去の優れたものを活かしていくべきだと主張するチーム、環境問題に視点を置き、人の善意と欲望とのせめぎ合いから脱却し技術によって環境を創っていこうと呼びかけるチーム、資料を一切使わずプレゼンターの言葉をホワイトボードにその場でどんどん図式化していくチームなど、それぞれに工夫と議論のあとがうかがえます。リハーサルの時間にパフォーマンスの練習をしていた生徒は、舞台中央で床をドンとふみならし、「環境をぶっこわせ!!」と大声でプレゼンのタイトルを叫び、会場からどよめきを誘っていました。

発表 発表
発表 発表

■ 充実したプレゼンテーション内容に、会場からも活発に質問の手があがります。中でも、各チームの「超える」という定義に対して、具体的にどう超えていくのか、もっと何か例をあげて説明してほしいといった質問が多く出されていました。質問の回答に対して他のチームからまた質問の手が挙がるなど、チームの枠を出て会場全体で議論が行われました。

発表 発表
発表 発表

■ 全チームのプレゼンテーションが終わったら、1人が2票ずつ投票を行います。集計の間、生徒たちは3日間のチャレンジを静かにふりかえります。15項目で自己評価し、また感じたことを文章に書きとめ、この活動中の様々な気づきや発見が記録されたプロセスフォリオノートを閉じました。

   
 
 【評 価】

■ まず村山教頭先生より3日間の講評がありました。
「このツインリンクもてぎに来るまで、このメンバーがどういうチームになっていくのか、正直皆目見当がつきませんでした。1日目は、お互いに少し遠慮しつつ、こんな言い方をしたらどうなるかな?ということを考えていたように見受けられましたね。それが2日目、みなさんは言葉の吟味を始めていましたね。通り一遍の言葉じゃ伝わらないんだ、ということを実感したからでしょう。本当に自分の実感から出たことでないと、自分の言葉にはならないのです。プレゼンテーションでたくさんの質問が出たのは、一人ひとりがここに来てじっくりたくさん考えた経験があったから。自分の言葉で話して伝える、そういうみなさんの姿を見ることができ、とてもよかったと思います。」村山教頭先生の言葉を生徒は真剣に聞いています。

■ その後、各会場の投票結果が発表されました。2位はチーム1・チーム12。1位はチーム4・チーム10が獲得。賞状を手渡され、照れくさそうにしながらも村山教頭先生とがっちりと握手をして、会場から賞賛の拍手を浴びました。

 

■ 3日間ともに過ごしたLAからもメッセージが贈られた後、SVからはイギリスの経済学者であり哲学者でもあったJohn Stuart Millの言葉が紹介されました。「どんなによいアイディアも議論をし尽くさねば独我論である」。8人で徹底的に話しあいアイディアを生み出すというここでの体験が、いつの日かどこかで実を結ぶことを願います。

■ 最後に村山教頭先生から閉会の辞。「Hondaの方から、社員にほしい人材がたくさんいると言われましたよ。」と聞かされると会場から大きな拍手が響きました。LAと名残を惜しみつつ、生徒たちは元気にバスで帰路につきました。

評価 評価 評価