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| I (Intelligence)−関係図 |
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■夕食が終わり、1日目最後のプログラムが始まりました。生徒たちの座る机の上には、黄色とピンク色のポストイット(付箋紙)の束が置いてあります。
SVより指示がありました。
「手元にある黄色のポストイットに、今日みんなが見てきたものを、何でもいいです、思い出して書いてみてください。もちろん、何枚でも構いません。」
たったの5分という短い時間にも関わらず、躊躇することなく、生徒たちの手はものすごい勢いで動きます。ポストイットの山がみる間に出来あがってきます。次に、それらを模造紙に全て貼り、チームで自分たちが出した言葉を共有します。
■今みんながチームで出し合った言葉を見て、新しく思いついたこと、感じたこと、気づいたことを、今度はピンクのポストイットに書いてください。」
SVの指示が出た後、ピンクのポストイットもみる間に増えていきます。5分の間にポストイットの数は倍に膨れ上がりました。溢れるほどの言葉が出てきたところで、今度はこれらのポストイットを使い、『豊かさ』を表現することになりました。中にはポストイットが貼りきれないために、新しい模造紙を取りに行くチームもあります。
作業の仕方、表現のアプローチの方法はチームによって様々です。今出てきたポストイットをチームの皆で眺めながら、議論を始めるチーム。いったん全てを剥がし、白紙の状態から始めるチームもあります。机での作業が狭いので、床で作業をするチームもあります。どのチームにも共通していたのは、ものすごい集中力を発揮していたということです。

■多くの模造紙(I関係図)に見られたのは、それぞれの言葉から共通点を見つけ出し、たとえば、「ASIMO」、「Honda」、「自然」というようにカテゴリー化するというものでした。しかし、中には囲むのではなく、「豊かさ」を線という「つながりの関係」の中で捉え、表現されたものもありました。別のチームでは、循環する円の中で捉えるものもありました。さらには、ポストイットをハート型や花の形に描いたり、マジックでイラストを描いたりなど、ビジュアル面でも工夫したものもたくさんありました。
 ■I-関係図の言葉を再構築し、「豊かさ」を表現できたら発表に移ります。各チームは、自分のチームを担当していたLAではなく、他チームからやってくるLAに、自分たちがまとめた「豊かさ」について説明します。発表後に、LAから発表の内容や仕方についてアドバイスがありました。チームはアドバイスを元に、プレゼンテーションをブラッシュアップしていきます。これを3回繰り返します。発表を繰り返すにつれて、話す内容、発表の仕方が段々上手になっていきました。
次に、各チーム、出来上がった関係図を壁に貼り出します。生徒たちは、他のチームが「豊かさ」について、どのようなアプローチをとったのか観察します。この作業で、皆の視点がさらに広がった様子でした。
■続いて、SVから投げかけがありました。
「チーム全員で本当の『豊かさ』について話し合い、紙にまとめてみましょう。」
生徒たちからは、
「豊かさは1つではない」
「人と環境と技術の調和」
「サークル」
「思いやり」
などの意見が出ました。初日のプログラムで重要なことは「豊かさ」に対する考え方やイメージを広げること。ここから明日は本当の豊かさとは一体どういうことなのかという考えを議論しながら深めていきます。
■プログラムの最後に、今日一日を生徒たちひとりひとりが、静かに振り返る時間を持ちました。それぞれが、今日気づいたこと、感じたこと、考えたことを思い返し、原稿用紙にまとめます。長い一日の活動で生徒たちもやや疲れたようではありましたが、皆、やり切ったような満足気な表情をしていました。
今日一日の活動は、これで終わりです。明日、さらに「豊かさ」への探求は続きます。
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