共栄学園中学校 「Kyoei&Honda最先端学習」
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 【発 表】

“伝える”から“伝わる”へ

発表■ プレゼンテーション当日の朝を迎えました。生徒はチームごとに念入りにリハーサルを繰り返します。また、万全を期すために、パワーポイントや発表資料、演出などの最終チェックを行っていました。


■ プレゼン会場へ移動すると、発表の順番を決めるくじ引きを行います。引き当てた番号を見て様々なリアクションがありました。笑顔を見せる生徒、チームに向かって謝るしぐさをする生徒など、三者三様です。

発表■ 発表内容はどのチームも個性が出ていて、発想も豊かで、結論付けもしっかりした素晴らしいものでした。TRMが取り残された理由も「ASIMOの予言を信じた我々だけが生き残った」「宇宙戦争が勃発し、進化したASIMOが守ってくれた」「TRM以外が消滅したのではなく、TRMが陸の孤島になってしまった」など、前提条件もチームの特色が出ています。

発表■ 本題である「理想都市」の提案も熱のこもった渾身のプレゼンとなりました。自然との共存を目指し、地球温暖化の原因を演劇を交えて説明するチーム。最新テクノロジーだけが善で、今現在の技術は悪なのか?を提案するチームは、ゴミを増やさないように今のテクノロジーと融合した斬新な都市計画を披露。ASIMOの着ぐるみを制作して、プレゼンの進行をオリジナルの「アシモ君」に託すチーム。あるいは、紙芝居を使ってストーリー性を重視した独創的なプレゼンをするチームなど、わずか1日で仕上げたとは思えない、内容の濃い作品が多かったように思います。

発表■ 発表が終わると、今度は聞いていた生徒からの質問に答える質疑応答が始まります。「ASIMOが人工知能を持ったら、人間の言うことを聞かなくなるのでは?」「そんなことはないです。人に例えると、赤ちゃんの頃から学習して行くので、人間は友達という認識で知識が蓄積されます。敵対意識の対象にはならないです」「誰から途中でデータを改ざんしたらASIMOは兵器になりませんか?」「そうなったらHondaの人が直してくれます」これには会場は大きな笑いに包まれました。

 
 【評 価】

その先にあるもの

評価■ 全10チームの発表が全て終わり、3日間を締めくくる閉会式へと続きます。総評としてHondaの小林氏からコメントがありました。「皆さんの考えてくれたアイディアは現在でも実現しているものがあります。では、なぜ普及しないのか?3日間を通じてお話してきましたが、良いものが必ずしもスタンダードになるとは限らないのです。これからは、その背景に秘められた課題を探究し、みなさんなりの提案をどんどん出して欲しいと思います。」目に見えない、あまり表に出てこない事柄についてもしっかり考察して欲しいとの思いが込められていました。最後に参加者全員の投票で決定した上位3チームが発表されました。

評価■ 先生からは、インパクトのあるプレゼンテーションを行ったチームに「パフォーマンス賞」、人・自然・環境についてよく考えたチームに「ヒューマン賞」、コミュニケーションの葛藤を乗り越えすばらしいチームを築きあげたチームに「コミュニケーション賞」など、各チームが3日間でいちばん悩み、話し合い、乗り越えたものを称える独自の賞が授与されました。その賞の名称に生徒達からは歓声が上がりました。

評価■ 最後にチームの代表から担当LAに対して感謝の気持ちが述べられました。また、チーム全員の寄せ書きも手渡され、思わず涙ぐむLAも・・・。会場全体が一つにまとまった、心地良い空気が流れていました。そしてLAからは、チームがこのプログラムを通してどんなふうに変わったか、どんなことに気づいたのかをメッセージとして贈りました。クラスの枠を超えて3日間の共同生活を行った生徒達は、コミュニケーションの意味を体で感じ始めたように思います。将来の日本を世界を担う彼らのますますの成長に期待します。