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イタリア・ルネッサンス時代のイギリスとポスト・ルネッサンス時代の世界を結ぶ 2005/08/17
  【本間 勇人】

● セント・ポール大聖堂。81年に故ダイアナ元妃とチャールズ皇太子が結婚式を挙げた。しかし、イタリア・ルネッサンス時代の時空では両者をうまく結び付けることができなかった。マスコミが取り扱う以上に深い新旧の溝があったのだろう。
セント・ポール大聖堂

● テムズ河を挟んで大聖堂の真向には現代美術をテーマにした美術館、テート・モダンがある。旧バンクサイド発電所をリフォームしたという。ピカソ、セザンヌ、ブラック、モネ、そしてマルセル・デュシャン。彼らの作品と共にそれらを超えようとする前衛作家たちの挑戦的な作品群。
テート・モダン

● しかし、それも日常生活にむけてのカウンターにしか見えず、泥臭くない。結局若者たちはモネの絵の前で佇み、座り込む。と思いながら、ある階に行き着くと、目の前に窓越しのスクリーンからセント・ポールへまっすぐに向かう近代的な橋が見える。テムズ河の両岸にあるイタリア・ルネッサンス時代とポスト・ルネッサンス時代を結ぶ橋の見えるこのロケーションが、まさに現代美術が超えようとしている時空の概念であったのだ。

● だがしかし、この概念はいまだ作品として時熟していない。どうやらここは未来の知の旅のトリガー。強烈な学習空間なのである。

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