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EUの加盟国

 EUの加盟国数は、当初の6カ国(51年、6カ国で欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)を創設)から5回の拡大を経て、現在の25カ国となりました。

  原加盟国: フランス、西ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク
  第一次拡大(73年): イギリス、アイルランド、デンマーク
  第二次拡大(81年): ギリシャ
  第三次拡大(86年): スペイン、ポルトガル
  第四次拡大(95年): オーストリア、フィンランド、スウェーデン
  第五次拡大(04年): エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、マルタ、キプロス

 EUに新規加盟するための基準は、1993年のコペンハーゲン欧州理事会で決定され、「コペンハーゲン基準」と呼ばれているものです。加盟候補国がEUに正規加盟するためには、以下の3つの主要な基準を満たす必要があります。

  民主主義、法の支配、人権および少数民族の尊重と保護を保証する安定した諸制度を確立していること(政治的基準)
  正常な市場経済が存在・機能しており、EU域内での競争圧力と市場諸力に対応できる能力を有すること(経済的基準)
  政治・経済・通貨の統合という目的に忠実であることを含め、EU加盟国の義務を履行する能力を有すること(「アキ・コミュノテール(acquis communautaire)と称されるEU法の総体の受容」

 つまり、国内法に置き換えられたEU法が、適正な行政・司法機構によって効果的に施行することができるように、行政改革を通じて統合に必要な条件を整えることが要求されているのです。
 加盟交渉は、当該国がEUの提示する政治的および経済的基準を満たせば、開始できることになっています。

 第5次拡大は、一斉に加盟する国の数、歴史的・文化的多様性、地理的広がり、人口の増加のどれをとっても先例のない規模でした。しかし、ただ単に面積や人口を増やすことになったわけではありません。1945年以降、欧州の自由主義世界と共産主義世界を隔ててきた欧州大陸の分断に終止符を打ったという意味で、政治的および精神的な側面をもち欧州統合の歴史の中でもきわめて重要な一歩であったと言えるからです。

 ちなみに、EUが15カ国であった段階での公用語は、仏語、独語、オランダ語、イタリア語、英語、デンマーク語、ギリシャ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、フィンランド語の11言語でした。しかし、25カ国になった現在、チェコ語、エストニア語、ハンガリー語、ラトビア語、リトアニア語、マルタ語、ポーランド語、スロバキア語、スロベニア語が加わり、20言語となりました。欧州憲法条約発効(2007年までの発効を予定)後はアイルランド語が加わり、21言語となる予定です。



【参考資料・参考サイト】
http://jpn.cec.eu.int/data/current/04Spring.pdf#page=3

http://jpn.cec.eu.int/union/showpage_jp_union.enlargement.php


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