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未来技術をよむ(7) 2030年の世界 ≪2005年8月26日付 日本経済新聞より要約≫

2005年8月30日
by 藤村 晶子

■ 人間の頭脳で生み出したコンピューターで、知識の獲得や解析などの分野で助けを受けるようになったが、思考力は機械に置き換えられない。しかし、技術が進歩し、現在とは動作原理が違う「量子コンピューター」が登場し、頭脳の働きをほぼ模試できる「頭脳シミュレーター」が実現すると、政治や行政、経済などの分野で広く使われることになるだろうとノーベル物理学賞学者の江崎玲於奈博士は予測する。

■ 量子コンピューターの実現には、ナノテクノロジー(超微細技術)などによって、その基本単位「キュービット」や単一の光子をどうやって作り出すかが課題である。国内の研究者に「超高性能コンピューターが政策や経営の意思決定に使われる」実現時期を聞いたところ、「意思決定のためのソフトウエアの開発が困難」という理由で、2030年までに可能とする回答は40.2%だった。

■ 量子コンピューターと並ぶ思考力アップの手法は遺伝子工学。遺伝子を調べてその人に合った最適の治療をするテーラーメード医療の研究が盛んで、薬物による筋肉増強が一部で行われている美容整形においてはすでに容認されている。今後は頭を良くするステップに進むのではないか。より創造的なことができるようになれば、文明を変えることになる。


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