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ホーム学校リサーチ:教育情報レポート未来技術をよむ(6) 2030年の世界

未来技術をよむ(6) 2030年の世界 ≪2005年8月19日付 日本経済新聞より要約≫

2005年8月25日
by 藤村 晶子

■ 米ニューヨーク市立大学のミチオ・カク教授(理論物理学)は、トップ研究者150人に独自にインタビューし、21世紀の科学技術を展望したことで知られる。コンピューターとバイオテクノロジーが社会の変革をけん引し、「2020年ごろに転換期を迎える」と予測する。

■ 2020年、コンピューターはさらに大衆化する。シリコンチップが大量に生産され、どこにでもコンピューターがあるようになる。バイオ革命も目覚しく、培養した皮膚や軟骨、心臓の血管はもう実用的で、さらに遺伝子解読の成果を利用して老化の原因を理解できるようになる。がんについても発症の仕組みが分かるだろう。しかし、生命現象をつかさどる遺伝子やたんぱく質を、自在に制御できないため、老化を食い止めたり、がんを治療することはできない。解決するための作業は困難で、やがて厚い壁に突き当たり、2020年ころからバイオ革命は停滞期を迎えるだろう。

■ 国内の研究員117人に「遺伝子治療によってほとんどの遺伝性難病の治療が可能に」の実現時期を聞いたところ「2030年までに実現する」回答は30.7%にとどまり、「実現しない」が約7割だった。理由は「科学的・技術的に困難」(22.2%)と「倫理的、道徳的な制約」(12.3%)が上位、実現する可能性の高い国は66.7%で米国がトップだった。


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