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未来技術をよむ(5) 2030年の世界 ≪2005年8月12日付 日本経済新聞より要約≫

2005年8月24日
by 藤村 晶子

■ 特別大きな努力をしなければ、地球の温暖化が進み生態系への影響は避けられない。重要な農業地帯である米国南西部など半乾燥地帯で土壌の水分がさらに減り、すでに水不足の兆候が見られる地域では干ばつが頻発することになる。地球温暖化予測研究のパイオニアであるプリンストン大学の真鍋客員研究員は、温暖化により農業が打撃を受けると予測するが、「バイオテクノロジーを駆使すれば、新たな環境に適した作物を開発できる」と指摘する。

■ 国内の研究者117人に「植物バイオテクノロジーにより、干ばつに強いなど、温暖化が進んでも栽培可能な作物が開発される」という可能性を聞いたところ、2030年までに実現すると答えたのは51.0%、最も早く実現する地域の予想では米国が41%、日本も33%と2番目に多かった。

■ 代替エネルギーの開発は進める必要がある。ただ、開発できる保証はないし、採算が取れなければ普及させるのは難しいため、そればかりに頼るわけにはいかない。国や企業は、「環境に優しい」からといっても、競争力をそがれることはなかなか手掛けられない。将来だけでなく今、使ってもメリットがある技術の開発戦略などを立てることが重要だ。


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