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未来技術をよむ(2) 2030年の世界 ≪2005年7月22日付 日本経済新聞より要約≫

2005年8月2日
by 藤村 晶子

■ 先端医療技術の開発で世界をリードする米国立衛生研究所(NIH)のエリアス・ゼルフーニ所長は、死の間際まで重い病気にかからず、健康に暮らすことができるという未来医療が実現に近づくと予測した。がんや生活習慣病などが発症するかなり前に正確に予測できるようになれば、予防用の医薬品を服用したり、運動や食生活を変えて、病気を発症させずに抑え込める。そうすれば、病気で苦しむ期間は、どんどん短くなるのだという。

■ 国内の研究者170人に「がんや糖尿病など重篤な病気が発病するかなり前にその前兆をとらえ、予防などの対策がとれる」と予測したのは、回答者の54.7%、いち早く実現する国は89.7%が米国と答えた。

■ この50〜60年間で、医療技術は格段に進歩したが、優れた医療システムを作り上げたとはいえない。医療費が増え続け、2030年までに医療経済は破綻するとみている。蒸気機関や電気の発明がきっかけとなり、世界が劇的に変わったように、医療分野でも大変革が起きつつあるが、その時期は予測が難しい。全体としては、病気を発症させない方向に向かうとみている。


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