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ホーム学校リサーチ:教育情報レポート21世紀の留学生戦略 学生誘致へ多彩な策 (2)香港

21世紀の留学生戦略 学生誘致へ多彩な策 (2)香港 ≪2005年2月28日付 朝日新聞より要約≫

2005年3月8日
by 藤村 晶子

■ 香港では、大学の生涯学習センターが世界の有名大学や得意分野をもつ大学と組んで、そこから学位を出してもらうという異色の取り組みが進められている。この「非本地高等及専業課程」を開発したのは「香港大スペース(SPACE)」。かつて香港大の小さな生涯学習センターだったが、今や、生涯学習人口(全人口は700万人)の半数に上る10万人を受け入れ、1,200ものプログラムを提供する一大教育機関に成長した。専任教員は200人だが、非常勤講師は3,000人にのぼり、その3分の1以上が昼間は仕事場で働き、夜間に大学で教える実務経験豊富な講師である。

■ 英国のオックスフォード大との連携では、上海で半年、香港で半年、そしてオックスフォードで半年学ぶ1年半のツイニング方式と呼ばれるプログラムがあるが、ロンドン大学とのフランチャイズ方式プログラムでは、ロンドンに一度も行かずにすべて香港で学んで学位をとることができる。担当教員の半数はロンドン大から派遣され、教育の内容や制度については厳格な審査基準が設けられている。共通テストの成績で見る限り、スペースの学生もロンドン大で学んだ学生に全くひけをとらない。

■ 中国のトップ大学・清華大とのプログラムでは、教授陣すべて本校から送り込まれる。中国大陸からの学生は卒業時点で就職先を見つければ香港在住ビザを申請できるようになり、大陸での人気は上昇中である。

■ こうした強い生涯学習志向にのり、成功を収めた香港大スペースのほかにも、マレーシアでは、数多くのツイニング方式やフランチャイズ方式をもつ大学が生まれている。香港大スペースよりも安価な方法で欧米大学の学位が取得できることから、中国大陸やシンガポールから学生が入り込んでいる。アジアの高等人材の流動性は、恐るべき速さで高まっている。


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