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| SELHi指定校・目白学園の英語教育 ――公開授業と報告会から―― 【1】 |
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2004年12月16日 |
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§1.目白学園の英語教育 2004年11月26日、目白学園高等学校で英語の公開授業と報告会ならびに研究協議会が行われた。 英語コースでは、英語の授業はホームルームを分割し、1クラス18名程度の小人数習熟度別クラスを実現している。場所も普段のホームルームから移動し、壁に貼られた英語のポスターや、生徒たちの作成した英語の展示物に囲まれた教室で授業が行われる。文法以外は、英語の授業の多くをネイティブの先生が担当し、読む・書く・聴く・話すの四技能を総合的に伸ばす英語教育を目指している。学校のホームページ上でも、「21世紀の国際社会で活躍するために、日本人にまず必要なのは自分の考えを豊かに表現できる英語力。目白学園では未来の国際人を育てるために、学校全体が一丸となって、どこよりも進んだ英語教育に取り組んでいます」とPRしている。
§2.公開授業 目白学園高校の英語コースは、1年生で週8〜9時間、2年生で週10時間、3年生で週12時間の英語の授業がある。今回の公開授業では、2コマで計4クラスの授業を見学することができた。 ■ネイティブスピーカーによるSpeaking Outの授業 まずは、高校英語コース・3年生のSpeaking Outの授業を見学した。ホームルームを2つに分割したA・Bいずれのグループも、ネイティブスピーカーの先生によるコミュニケーションを重視した授業である。 グループAの教室では、生徒たちはUの字型になって席に座っている。クラウン先生はUの字の真ん中あたりで椅子に座りながら授業を進めており、生徒と同じ目線の高さでコミュニケーションが取れるようにしている。教師と生徒の距離がこれだけ近いと、教師は生徒一人ひとりに目が行き届き、また生徒も「発言する」というより「気軽に話しかける」感覚で英語を話すことができる。英語を話せる空間づくりが工夫されていると感じた。 さて、クラウン先生がバリ島で買ってきたというユニークな置物を生徒に見せた。この置物は生徒たちの好奇心を刺激したようで、生徒たちは笑いながら置物について次々に英語で質問をした。 What is it? 今度は4人一組になり、互いに質問をしあう。英語での会話のキャッチボールは、先生と生徒はもちろん生徒同士でも活発に行われる。このように、授業のネタとして小道具を効果的に活用しながら、生徒たちが少しでもたくさん英語を話せるよう、最後まで楽しい英語の授業が展開された。 Bグループのマーバーグ先生の授業では、英語のプレゼンテーションが行われていた。生徒たちは原稿を暗記してプレゼンテーションに臨む。目白学園での体験や印象に残った出来事をテーマに話し、みな発表者のスピーチに熱心に耳を傾けていた。 生徒たちのプレゼンテーションは、先生が"Eye contact""Enthusiasm and emotion""Convincing message""Impact on audience"など、文法の正確さよりも表現力や発表内容について13項目から評価する。生徒同士で互いにプレゼンテーションを評価しあう機会があってもおもしろいかもしれない。 ■英語オンリーで学ぶReading & Writingの授業 2時間目は、日本人教師による高校1年生のReading & Writingの授業を見学した。まず、アルファベット英語テストを行う。これは、指定されたアルファベットの頭文字からはじまる単語を、限られた時間で思いつく限りどんどん書いていくテストである。今回は「T」からはじまる英単語のテストで、どの生徒も7分間で25個前後の英単語を書いていた。 次にクイックライトといって、生徒がくじで引いたトピックにそって5分以内に自由に記述する小テストが行われた。今日のお題は"my favorite animals"。生徒たちは自分の好きな動物をテーマに、思いつくがままどんどん文章を書いていく。ここでは、文法の正確さや単語のスペルはあまり気にせず、文章を速く多く書くことを目標としている。いずれも限られた時間内で、各々の生徒が自分の持つ知識をフル回転させ、語彙力や文章力を鍛えていくものだと考えられる。 その後、個別リーディングにうつる。習熟度別にワークシートが何種類も用意されており、生徒は自分のレベルにあったワークシートを選び、自分のペースで学習することができる。わからない単語は、持参した電子辞書で各自調べる生徒が多く、教師にすぐ答えを求めず日頃から自主学習ができている様子がうかがえた。 このように目白学園では、生徒の一人ひとりの英語力に応じて学習できる環境が整えられている。そして、生徒は授業中英語のみを話すことになっている。先生と生徒の会話はもちろん、生徒同士の場合も同様である。当研究所の学習の論理マトリックスでいえば、目白学園の英語の授業は、ネイティブスピーカーによるSpeaking Outの授業は生徒中心伝統型、Grammar やReading & Writingの授業は、教師中心伝統型に位置づけられるかもしれない。 |
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