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大学が変わる 大競争前夜(4) <2004年3月30日付 日本経済新聞より要約>

2004年4月6日
by 藤村 晶子

■ その道のプロフェッショナルの養成に特化した大学院として、専門職大学院制度が昨年春に発足した。既設の10校に加え、4月からは83校(うち法科大学院以外は15校)が開校し、計93校になった。京都情報大学院大学は「京都コンピューター学園」を開設し、最高情報統括責任者(CIO)など情報技術(IT)のプロを養成する。「デジタルコンテンツ分野なら東大より上。」日本で初めて株式会社立の専門職大学院を開くデジタルハリウッドは、構造改革特区を活用し東京・御茶の水に大学院を開く。

■小樽商科大学大学院アントレプレナーシップ(起業家精神)専攻、東北大の公共政策大学院、早稲田大の大学院ファイナンス研究科、同志社大大学院のビジネス研究科など研究者養成中心だった教育の抜本見直しをうたう専門職大学院が一斉に誕生する。

■早大ファイナンス研究科委員長の大村敬一は「雇用環境が激変し、能力向上を目指して学びたい人は多いのに、学ぶ場所がなかった。大学は社会人の能力向上に貢献してこなかった。」と言えば、小樽商科大副学長の山本真樹夫は「ビジネススクール教育が夢だったが、研究志向の大学院制度では難しかった。」と言い、時代の要請に応えられなかった大学院教育へのいら立ちと変革への使命感がにじむ。

■専門職大学はバブル状態で、多様化は止まらない。知的財産、福祉などの参入分野は拡大し続け、新たな株式会社参入の動きもある。ただ、役に立たないのもをつくってもつぶれるだけである。国の制度や有名大のブランドも通用しない。大学が自由な市場を相手に本格的な競争時代に入った象徴でもある。


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