NTS教育研究所NTS教育研究所
ホーム学校リサーチ:教育情報レポート「自然体験学習プログラム」を編集するにあたって

「自然体験学習プログラム」を編集するにあたって

2003年10月29日
by 中村 英嗣

☆ まずは持ち物を揃えよう

では、実際に揃えるべき物にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは前出の3種の神器以外に揃えるべき物について考えてみましょう。
まず基本になるものが以下のものとなります。



§4 衣類編
 単純にキャンプ場で1日過ごすだけなら(俗に言うデイキャンプ)活動しやすい着慣れた、普通の服装で十分です。しかし、夕方から夜・泊まりのキャンプでは季節にかかわらず夜間の冷え込みなどに備えたフリースやトレーナーなどの保温ウェアが必要になります。ここではこの他にも必要と思われる衣類について選び方や数量の目安について触れておきましょう。

下着 季節や場所によってかなり違うとは思いますが、基本的に吸水性がよく乾きやすい素材の物が良いでしょう。汗をかいた後すぐに着替えられない場合、いつまでもぬれた下着では健康上良くありません。こまめに着替えるようにしたいものです。宿泊キャンプの場合は泊数×1.5着を目安にすると良いのではないでしょうか。
シャツ Tシャツやポロシャツなど着慣れたもので動きやすいものが良いでしょう。肌着と兼用にする場合は下着と同様に泊数×1.5着を目安とすると良いのではないでしょうか。
長袖シャツ 日焼けを防ぐ・虫除け・防寒など様々な場面で大活躍します。最大で泊数×1着持っていけばよいでしょう。
靴下 これも防寒具として使えます。朝夕の気温が下がるときなどは重ね履きするのも良いでしょう。それから、もしキャンプ場などでスポーツサンダルなどを履く場合は、靴下を履いておくと足を怪我から守ります。
また、川遊びや沢遊びをするときによく岩や石に付着している苔などに足元をすくわれて転倒することがあります。靴の上から靴下を履いてクラフトテープなどで固定しておけば滑りにくくなりこういった事故も減ると思われます。この方法は実際に子供たちを対象にしたキャンプなどでは良く使われている方法です。ただし、使用後はボロボロになりますので、捨てても良いような古い靴下を準備しておいたほうが良いでしょう。
防寒具 本来の意味での防寒具として使用するものです。真夏以外の季節や高地でのキャンプには絶対に必要なアイテムといえるでしょう。セーターやカーディガンなどで十分ですが、毛糸の製品は場所を取るのでできればフリースの物が良いでしょう。2〜3泊ぐらいなら1〜2着あれば十分です。重ね着するときは、レインコートも有効です。
着替え ここでいう着替えとは、テントの中などでくつろぐための着替えのことです。これは必ずなければならないというものではありませんが、寝るときなどはリラックスできるものを着ていたほうが良く眠れますし、面倒でなければ1着くらいは持っていきたいものです。
スニーカー・トレッキングシューズ・スポーツサンダルなどです。キャンプだけならばスニーカーで十分ですが、山歩きなどをする場合はトレ ッキングシューズがあったほうが良いでしょう。また、スポーツサンダルはテント周辺での活動のときに動きやすく着脱が簡単なのでお勧めします。ただし、靴下のところでも書きましたが、足を守るためにも素足ではなく、靴下を履いてスポーツサンダルを履くのが良いでしょう。川遊びや水辺活動をするならウォーターシューズを用意しておくと良いでしょう。
帽子 夏のキャンプなどで、一番といって良いほど危険なのが熱中症ではないでしょうか。帽子があれば熱中症の危険が一気に低くなります。つばのある帽子をご用意ください。またキャップ型の帽子は雨でレインコートを着てフードの下に被ると視界が確保され便利です。
水着 泳いだり、水に入るシチュエーションが発生する場合には持っていったほうが良いでしょう。


§5 居住編
 ここでは一人一人が必ず持っていなければならないものと、数人に1つあればいいものを区別したいので、前者には◎後者には△を付けることとします。

テント テントにはドーム型やロッジ型などいろいろな種類があります。
利用する人数や目的などによってチョイスすることが大切です。
フライシート テントの上に重ねて張るものです。基本的にテント本体は防水加工がされていない物がほとんどなので、いわばテントのためのレインコートのようなものです。最近はテントを買うとセットになっているものが多いようです。
タープ テントのほかの居住空間例えば食事をするスペースやキッチンスペースなどを作るために使う簡易屋根のようなものです。通常はテントサイドの独立したスペースに作るか、テントに隣接して作るものですが、最近のものはテントやフライシートに初めからジョイントされているものもあります。
△◎ シートと
マット
テントの床にあたる部分はテントそのものと同じ薄い生地でできているので、そのままでは地面の凹凸がじかに体に伝わり、心よくありません。昔はテントそのものを張る前にテントを張る位置に近くの雑草を集めてきて敷き詰めてからその上にテントを張ったりしていましたが、今使われているのはテントの中に敷く少し厚みのあるシートと、就寝時にシートの上に敷くマットです。
シュラフ 寝袋のことです。これもまた様々な形のものがありますが、使う人の年齢や季節・環境によりチョイスする形が変わってきます。
また、場合によっては毛布などで代用できることもあります。


§6 調理編
 ここでは特に食材ではなく、必要となるであろう調理器具などについてあげていきましょう。居住編と同じく一人一人に必要なものについては◎で、数人に一人あればよいものは△で表示します。

クッキングストーブ アウトドア調理用のバーナーのこと。カマドで薪を使って調理する場合は必要ありませんが、例えば強風や雨でカマドや薪が使えなくなってしまったときにあると便利です。
ホワイトガソリン クッキングストーブやランタンを持っていくときは必ず持っていってください。
コッヘル(鍋) アウトドア用のなべの一つですアルミ・ステンレス・チタンなどの素材のものがあり、いくつかのサイズのものが重なって1セットになっているものが一般的です。大きいものは鍋に、小さいものは椀やコップの代わりとして使えて便利です。ただし団体での調理には不向きなので普通の鍋や飯盒などがよいでしょう。
食器・箸など 食器は軽くて丈夫なもの。割り箸などは使い捨てなので、あまりお勧めできませんが、やむをえない場合は捨てるのではなくかまどの火付けなどに利用するとよいでしょう。
包丁(ナイフ)・
まな板など
包丁はよく切れるものがよいでしょう。まな板は普通のまな板でもいいのですが、牛乳パックを広げたものなどを利用するとかさばらず、荷物にもなりにくいので、おすすめです。
食料品・
調味料など
食料品は一人一人が個別で用意していく場合は一食分ずつ小分けにしておくと便利です。調味料は小さな容器に移し替えて持っていくとよいでしょう。
水・ペットボトル・
水筒など
 


§7 その他
 ここまでいくつかの種類に分類して持ち物を紹介してきましたが、ここではこれらに含まれないものをまとめておきましょう。一人一人に必要なものについては◎で、数人に一人あればよいものは△で表示します。

常備薬 普段使用している常備薬のほかに、バンソウコウや鎮痛剤などを用意しておくとよいでしょう。
虫除け 夏のキャンプではなくてはならないものです。スプレー式やミストタイプなどさまざまなタイプのものがありますが、薬液を吹き付けるタイプはむらになったり大気に撒き散らしている量のことを考えるとジェルタイプのものをまめに塗ることをおすすめします。
日焼け止め 山や湖畔、海辺などでは紫外線が強いので、顔だけではなく耳や首などにも塗ることをおすすめします。少々の日焼けなど気にしないという方は必要ないかもしれませんね。
トイレットペーパー 本来の目的のほかにペーパータオルとして食器の汚れ落しにも使います。ロールの芯を抜いてつぶして持っていくとよいでしょう。使うときは外側からではなく内側から。
ビニール袋 いくつかのサイズを数枚ずつ用意しておきましょう。ゴミやぬれたものを入れたり、さまざまな用途があります。
軍手 1組以上。調理や焚き火・防寒用などに使います。火を扱うときに使うことがほとんどなので、燃えやすい化繊のものではなく、綿のものを選びましょう。
タオル 汗や手を拭くときや、濡れた物を拭くときなど、様々な用途がありますので、2、3枚かそれ以上あるとよいでしょう。
ライター・マッチ かまどや焚き火用、非常用など。特にマッチは水に弱いので、しっかり防水をすること。
洗面用具  

このページのトップへ▲
ホーム学校リサーチ:教育情報レポート「自然体験学習プログラム」を編集するにあたって