NTS教育研究所NTS教育研究所
ホーム編集者コラム>横浜中学校の入試説明会が変わった

NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム




横浜中学校の入試説明会が変わった


◆ 部活動や授業が体験できるオープンスクールや、在校生あるいは卒業生が登場する説明会など、私学は学校の魅力を伝えるために様々な工夫をしている。中村中学校では、道案内・受付・司会・懇談まで、全て同校の保護者の方々が対応される保護者主催説明会が行われている。桜美林中学校では、在校生が当日の企画構成から運営を行う説明会もある。

◆ 全ての学校を見たわけではないが、このような工夫を凝らしているのは、女子校あるいは、共学校のイメージが強い。横浜中学校も今年までは先生方が中心となる説明会を実施していたが、新たな取り組みをはじめた。

◆ 11月に行われた横浜中学校の説明会では、合唱部の生徒が登場し、美しい歌声を披露した。生徒が説明会に登場したのは、オープンスクール以外では今回がはじめて。しかも、合唱部である。そもそも男子校に合唱部があること自体珍しい。同校の先生に聞いたところ、首都圏の男子校で合唱部がある私学は非常に少ないとのこと。終了後、参加されていた保護者の方々から大きな拍手が寄せられた。

◆ 説明会に生徒を登場させることには賛否両論あると思う。しかし、生徒が自分の学校に誇りを持ってその魅力を伝える機会があってもいいのではないだろうか。筆者は海外で高校生活を送っていたが、海外では在校生が訪問者を案内するのは割と当たり前のように行われていた。案内役に選ばれた生徒は一様に誇らしげだった。もちろん、生徒もきちんと準備をする。学校の歴史にはじまり、選択カリキュラムや施設環境のポイントなどの知識もきちんと頭にいれて対応する。学校に対する理解も増し、ましてや訪問者に「素晴らしい学校ですね」と言われれば、うれしいに違いない。

◆ 「男子教育を考える会」で以前入手した資料に保護者が私立男子中学校に期待する内容として下記のようなコメントがあげられていた。

●心も体も成長する大切な時期なので、「本当の意味での男らしさ」が備わるように期待しています。
●こんな時代だからこそしっかりと部活動をさせて、礼儀や他人に対してのやさしさを育てていただきたい。
●学力や通学距離よりも、子どもの個性にあった学校を選びたいと思っています。
●学校や生徒の雰囲気がよく分かるような説明会やオープンスクールを期待しております。

◆ 同校では1月16日に今年度最後の説明会が行われる。入試問題の概要と募集要項が中心となるため、在校生が登場するかどうかは未定だが、11月の説明会で見せた新たな横浜中学校の魅力を垣間見れるに違いない。

石井 麻美
2010年1月6日更新

このページのトップへ▲
ホーム編集者コラム