NTS教育研究所NTS教育研究所
ホーム編集者コラム>東京学芸大学附属国際中等教育学校の生徒たちが大活躍

NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム

東京学芸大学附属国際中等教育学校の生徒たちが大活躍


◆ 2007年に東京学芸大学附属大泉中学校と同附属高等学校大泉校舎とを統合・改編し、現在の大泉キャンパスに中高一貫の東京学芸大学附属国際中等教育学校が開校された。同校は「多様な表現力やコミュニケーション能力を育み、多様性の意義を認識するとともに、寛容性・耐性(トレランス)を育むこと」を教育目標の一つとして掲げている。その背景には「海外からの帰国生」「一般入試を経て入学した生徒」「小学校から継続して進学してきた生徒」といった多彩な文化や経験を持った生徒が混在となって一つの学年を形成していることが挙げられる。彼らが国際中等教育学校の生徒として新たな文化を創り上げていくのだ。

◆ その生徒たちが今、大活躍をしている。国際協力や途上国支援について考えを綴る「JICA国際協力中学生エッセイコンテスト2007」で現在中学2年生の武田直樹(※入賞時は中学1年)くんが最優秀賞(国際協力機構理事長賞)を受賞した。武田くんはイギリスで、イラン難民のファスィと知り合い、その出会いから「幸せ」とは一体なんだろうと考えたことを語っている。

◆ 同じく現在中学2年生の城谷萌さんは産経新聞社主催「第4回学校自慢エコ大賞作文部門」で応募総数1175点の中から見事エコ大賞を受賞した。その作文は、城谷さんとお母さんが日々の生活でどんなやりとりをしているのか。その中に日本ならではのモノを大切にする姿勢がどのように子どもに受け継がれているのかが読み取れる。

◆ どちらの作品も文章の上手さもさることながら、色々な経験や出会い、そして日々の何気ない生活から多くのことを感じ取り、それが確実に新たな考えや発見に結びついていることが伝わってくる。

◆ 6月に行われた第1回公開研究会からも、イマージョン教育やHonda「発見・体験学習」での取り組みを通して、生徒がアウトプットし、表現できる場を大切にしていること、また年間を通してそうした機会が数多く設けられていることがわかる。




◆ スタートしてまだ2年目が始まったばかりの東京学芸大学附属国際中等教育学校だが、その取り組みは着実に実を結び始めている。


○ 武田直樹くんの作品『ファスィに教わった「幸せ」
○ 城谷萌さんの作品『環境に良い生活


石井 麻美
2008年8月26日更新

このページのトップへ▲
ホーム編集者コラム