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◆ 9月12日に横浜山手女子を訪問した。来年から、横浜山手女子は「インターナショナル・バカロレア(IB)コース」を開設する。IBとはヨーロッパで開発された国際的教育プログラムで、現在、世界125カ国にある2,065校がIBカリキュラムを導入し、履修する生徒数は、54万人強に達している。英国ケンブリッジ大学をはじめとする世界各国の大学がIBの成績を入学許可条件にしているため、世界のトップ大学に直接進学が可能となる。
◆ しかし、IBプログラムの修了書を手にするのは容易ではない。教科を横断して下記の5つの領域について学び、さらにこの5つの領域を網羅するテーマを生徒は自分自身で選び、一年間かけて準備を進め、4000語以上の論文を提出する必要がある。
1. 「Approaches to Learning」(学習方法)
2. 「Community and Service」(コミュニティと奉仕)
3. 「Homo Faber」(創造する人類)
4. 「Environment」(環境)
5. 「Health and Social Education」(健康と社会教育)
◆ これを実現するために、様々な経歴を持った先生方が集められ、カリキュラムやスケジュールなどもしっかりと構築されている。新しい教室も準備されている。次なる課題はいかにIBコースの生徒と一貫コースの生徒との間をどのように繋ぐかである。
◆ この日、学内のレシテーションコンテストで優勝した中学1年生の生徒によるパフォーマンスを見ることができた。「みにくいあひるの子」の暗唱を聞きながら、まず英語の発音の美しさに耳を奪われたが、次第に彼女の豊かな表現力に吸い込まれていった。何度も何度も「みにくい」と言われ続けた時の悲しげな表情。水面に映った成長した姿を見た時の嬉しそうな笑顔。入学してから英語に触れたとは思えないほど、レベルの高いパフォーマンスだった。
◆ このような力を持った生徒と、新たにIBコースを選択して入学してくる生徒が相互に交流できる場があれば、そこで素晴らしい相乗効果が生まれるに違いない。そのような環境をどのように用意するかは、先生方も既に考えているに違いない。横浜山手女子の新たな挑戦が実を結べば、同校は私学のリーダー的存在になるだろう。今後の展開に多いに期待したい。
横浜山手女子関連記事へのリンク
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