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NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム

各校の「学び」がみえてくる私立中学入試問題

◆ 2月8日付けの日本経済新聞「春秋」には、首都圏の私立中学入試の季節が終わり、受験生が過去最多の6人に1人の割合となったことが記されるとともに、難関私立中学校の入試問題が紹介されている。

◆ 地図記号の「桑畑」と「茶畑」だけが、一般の「畑」となぜ別記号なのか?正解は「絹と茶は戦前の重要な輸出産業で一般の畑と区別したから」と、「知識だけでなく思考力も試す」問題は、大人にとっても難しい。ただ機械的に地図記号を覚えるだけでは、答えを導き出すことができないことは言うまでもない。記事では、地図記号は経済や社会の変遷を物語ることや、姿を消した記号、新しく登場した記号についても触れられている。

◆ この地図問題と同じように、「入試問題にみる学び」には、様々な私立中学校の入試問題が紹介されている。そして、そのいずれの問題からも、「見つけ出すこと」「考えること」「結びつけること」によって広がる「分析力」「思考力」が試されていることがわかる。

◆ また、学校説明会などでは、よく「普段どのような会話が家庭で持たれいるか」がカギになるというような話が、各教科の先生方からの入試問題傾向コーナーで語られたりする。つまり、普段から何事にも関心を持って深く考えているかどうかが、家族全体に問われていると言ってもよいだろう。

◆ さらに、それぞれの入試問題からは、その根底に、各学校ならではの「教育理念」つまり「学び」の姿を見て取ることができるのがとても興味深い。そんなことまで見えてくるの??とお思いの方は、上記サイトならびに、「入試問題を見ることができる学校サイト(こちらは2006年度以前の入試問題掲載)」をぜひ覗いてみてほしい。

◆ もちろん、毎年同じような問題ばかりが出題されるわけではないだろう。しかし、学校パンフなどと同じように、その学校の「らしさ」がみえてくる大切なアイテムとして、家族みんなで実際に触れ、その「らしさ」を感じ取ってみてほしいと思う。



山本 真美

2007年2月8日更新

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