![]() ![]() |
| ホーム>編集者コラム [特集 入試トピックス]>禅の精神に育まれた花園中学校 |
| NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム |
| 禅の精神に育まれた花園中学校 |
| ◆首都圏より一足早く、関西地区では中学入試も佳境に入っている。京都市にある花園中学校も順調に受験生を集めたようだ。 ◆明治5年の開学以来、130年を超える伝統を誇る同校が、中高一貫教育をスタートさせたのが平成15年。「禅の精神」を教育活動の根底に据え、 自主的な判断力を培うという3つの理念の元に教育活動を行なっている。 ◆中高一貫生からはまだ卒業生が出ていない中で、順調に受験生を集めているのは、伝統を誇る高校の実績もさることながら、理念が明確な形として具現化されていることも要因と言えよう。 ◆例えば6年間通して行なわれる「花園プロジェクト学習」である。同校では、自主的な判断力は、多くの人々のなかで自己を見つめることで生まれると考えており、多様な価値観や意見を受け入れる体験を構築している。チームをベースに互いの人格を尊重しあうことで、連帯意識も育まれていくだろう。自分とは違う視点、ものの考え方に触れることで、個々の興味関心は、より広く、深くなっていく。それはまさしく、国際的な視野に立ち、個々が目標を持って社会に貢献するという進取の気風に繋がっていくのだ。 ◆8月のプログラムでも、生徒たちはチームのなかで、お互いの意見を尊重し、議論を深め、『100年後の未来社会』という大きなテーマに取り組んでいた。「僕はこのプログラムを通じてとても、沢山の意見を言うことができるようにもなれたし(中略)それによって自分にとても強く自信を持って人と接することができるようになったと思う。」といった、最終日の生徒たちのアウトプットからは、自分自身を見つめなおすきっかけをつかめた様子が伝わってくる。 ◆WEBページには、「新しい出会いの中でほんとうの自分をみつけよう」という校長先生の言葉が記されている。禅の精神に立ち、多様な価値観を受け止め、自己を見出す。まさしく、学校でなしていること、なさんとすることが明確にあらわれている。 ◆さりげなく見える学校からのメッセージ、それを読み解くのも、学校を選ぶ大きな視点となるだろう。学校と子どもの出会いもまた、自分探しの第1歩である。 |
|
川頭 邦晴
2007年1月31日更新 |
| このページのトップへ▲ |
| ホーム>編集者コラム [特集 入試トピックス] |