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中高一貫校にむけ、邁進する中村中学校


◆ 先日、中村中学校の説明会にうかがった。話題は、やはり中高一貫校に向けた動きだ。梅沢先生によると、6日制にするか悩んだが、今までの実績と裏付けに基づいて、5日制をとり、来年の中1からだけではなく、現在の中学1年生も新カリキュラムへと移行する。また、特徴的なのは、5年生から増える選択科目の単位数だ。5年生の時点で10単位。6年生になると36単位にものぼる。このシステムはアメリカの高校のカリキュラムでも取り入れられていて、大学進学に向けて明確に文系・理系に分けず、最後まで生徒の希望を柔軟に取り入れることが可能となる。

◆ 予定では、5年生(高校2年生)で高校カリキュラムを終了する。つまり、現在の1.3倍の速さで授業を展開する。それに向けた授業改革は既に行われているようで、説明会当日は授業見学を自由にすることができた。英語の授業を見学した際、導入に英語で最近流行った曲を流し、生徒のモチベーションを高めたり、ストップウオッチで10秒はかりながら、単語を読ませたりとアクティブに展開していた。また、世界史の授業は少人数で行われていて、机を円形に配置し、講義形式だけでなく、生徒との対話を重視しながら進められていた。

◆ 授業見学をしながら、掲示板に「なぜ勉強をするのか?」という問いに対する高校生の回答が貼りだされていた。

 「いきなりこんな質問をつきつけられても答えに少しつまってしまう」
 「う〜ん、わからない。なんで嫌なんだろう」
 「今まで勉強をしてきて損だと思ったことはない。逆に得だったと思う」
 「責任」
 「夢をかなえる一つの手段」
 「人間が存在するから」
 「自分が納得する答えは、自分からしか生まれない。いつか、私は納得させるまで、私の勉強は続く」
 「先生がいうそんなきれいごとじゃなくて、ただ単純なことでいいと思う」
 「一番大切なのは勉強させられているという意識を捨てること」

◆ しかし、卒業する時にはこれが見事に変化している。それは、永井先生による進路指導にはキャリアデザインというバックボーンがあるからだろう。2年後に巣立つとき、生徒は自分の進みたい道をしっかりと見つけている。完全中高一貫校プランは、いくつもの道を生徒の前に広げてくれるプランであるに違いない。そして、その道を今までのように「清く 直く 明るく」進めるような光を生徒の中に灯してくれる改革であることを期待している。

 

石井 麻美
2006年9月11日更新

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