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| NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム |
| オール共栄学園の新戦略 |
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※昨年実施の様子→http://www.k-kyoei.ed.jp/hs/np/50_3p_a.html ◆ プログラムのお披露目が、昨日(2006年7月23日)銀座で行われた。正式名称は「共栄学園Japan Discovery Challenge 2006」で、通称JDC。名誉顧問は、衆議院議員平沢勝栄さん、衆議院議員土屋品子さんといった重鎮の方々。協力あるいは支援団体は、アップルコンピュータ株式会社、Advanced Systems Group(カリフォルニア州アーバン市)、財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団など44団体。企業、自治体、NPO、学校などのコラボレーションによってダイナミックに運営されていくようだ。 ◆ JDCプログラムの先進性は、 @ 日本語を学んでいる海外の学生が日本にホームステイして、日本で海外と日本の橋渡しの活動をする点。 ◆ このプログラムのプロジェクトリーダーは、学校法人共栄学園法人開発企画室室長のワイアット・ロレンゾさん。ニューヨーク出身で、有力なグローバル人脈を持っている。その企画の立て方や実現方法は、アメリカのベンチャービジネスの手法。小さく始めて、グローバルに拡大する手腕はすごい。 ◆ ワイアット・ロレンゾさんのプログラムの運営手法は、教師が生徒に教え込むようなものではない。異文化の学生が出会えば、自ずとズレが生じ、互いに学びあう状況ができあがる。そこに最先端のクリエイティビティをサポートするPCやインターネット、特に映像処理ソフトを導入し、互いにタレントを引き出すシナジー効果を生み出すというもの。 ◆ 1993年以降のpedagogy(教授法)からmathetics(学び法)へという世界的な流れに沿った手法である。この手法はすでに共栄学園の中2と春日部共栄の中1のHonda「発見・体験学習」で実行されていて、学校側が受け入れる基本はできていたのだろう。 ◆ ただし、高校2年生が中心に、JDCプログラムを実行していくので、この手法に英語が加わり、さらにダイナミックになる。春日部共栄の矢口校長先生に、大学進学指導をはるかに超えたプログラムですねと尋ねたところ、「東大は東大できちんと合格させる指導をしているが、多様な才能を持った生徒の夢を実現する環境を整えるのも重要。もしかしたら東大に合格させる手法より、難しいかもしれない」と回答された。 ◆ ワイアット・ロレンゾさんも「共栄学園の生徒もアメリカの学生も、驚くほどタレントを持っている。コミュニケーションがそれをもっと拓いていくだろう。」と。たしかにこのプレゼンテーション・プログラムは、別角度から見れば、ニューヨークやロサンゼルスのコンテンポラリー・アート・ミュージアム、あるいは世界各地のトリエンナーレで行われているアートコミュニケーションの一種としてみなすこともできる。出会いが互いにのタレントを増幅する手法なのである。幼稚園から大学まで経営している岡野理事長先生は、共栄学園の新戦略を、教育業界だけではなく世界市場における最先端コミュニティの創造というビジョンとして描いているのかもしれない。
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本間 勇人
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2006年7月24日更新
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