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NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム

春日部共栄中学校と保護者とのオープンなコミュニケーション
前回のコラムで春日部共栄中学校の「講演会」について書いたが、Webサイトを見ていてもうひとつ気づいたことがある。それは、講演会や校外行事など、保護者が参加できる行事が多いという点だ。

6月12日から14日まで行われた「HONDA『最先端教育プログラム』」のプレゼンテーションにも、ツインリンクもてぎまで数組の保護者が観覧に訪れた。

プレゼンテーション後に感想を伺うと、「子どもは普段本当に頼りなくて・・・でもプレゼンテーションを見て安心した。家で見るのとはまた違った姿を見ることができた。」「思ったよりもしっかり発表していて、びっくりしたと同時に安心した。」という安堵の声とともに、
「目のつけどころが鋭い。三日間の体験をただまとめただけではないものができていた」「一般的な中学生の目とは違い、"ものごとをしっかり見る"ということができていると思う。今、テレビなどで受身の姿勢に慣れ、何を見ればいいのか分からない子が多い中、テーマを自分たちで調べ、それをチームでやっていくというのは本当にすごい。」
と、子どもたちのプレゼンテーションに対する評価の声があった。

これはまさに、今回の「HONDA『最先端教育プログラム』」で先生方がねらいとしていたこと、開会式の石塚先生からの『この三日間、自分で見たり、自分で感じたりしたことの一つ一つを大事にしていってください。それをチームワークよくひとつにまとめて、最後にプレゼンテーションが行えるといいですね。そのためにも、ぜひ自分で一つ、テーマを見つけながらこれからの三日間を過ごしていってくださいね』というメッセージにもつながる。

自分のテーマを見つけ、チームで議論しながらプレゼンテーションを組み立てる。その過程でチームのメンバーと協力しあえる関係をつくりあげていく。そんな3日間の子どもたちのチャレンジの過程が、プレゼンテーションを通して保護者に伝わり、理解されたということなのだろう。

行事や活動を保護者に公開するということは、学校が子どもたちのどのような成長を願って活動をしているのかをできるだけ多くの保護者に直接見てもらい理解を深めてもらおう、そしてそのために保護者の率直な意見をオープンに受け止めようという学校の姿勢の現れでもあるだろう。家庭と学校とでともに子どもたちの未来を考えていこうという気持ちが感じられる。このようなコミュニケーションの場が頻繁にあるということも、春日部共栄の魅力のひとつなのかもしれない。

吉井 千花
2006年6月16日更新

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