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NTS教育研究所スタッフによる【学び】をキーワードにしたコラム

東京純心女子中学校が抱く未来へのチャレンジ

東京純心女子中学校にて5月2日、保護者対象の「J-Science 〜未来にチャレンジ〜」の説明会が行われた。そこで、2004年に参加した田村さんが論文を朗読していた。この論文は、今年実施されたHondaと当研究所協賛の未来を創る論文コンクール「君のアインシュタイン物語」にて最優秀賞を授賞した作品だ。

朗読後、田村さんは最優秀賞賞品・5泊7日のアメリカ研修ツアーでの経験について語ってくれた。
「一番楽しかったのはディズニーランドですが、一番ショックを受けたのは、トレランス博物館でした。様々な差別の問題を扱っていましたが、やはり第二次大戦の内容を見て、こんなにひどいことを実施していたのかと思いました。」
博物館には現地の生徒が団体で見学に来ていて、そこでは迫害を受けた人による講演も開催されている。学校単位でこのような博物館に来て差別問題について話し合っている様子にも驚いたようだ。

また、現地の大学UCLAを見学し、その規模や研究内容を目の当たりにしたり、ホームスクールという形式で学習している家族との対話から様々な影響を受けたようだ。田村さんの保護者はその様子を次のようにメールで送ってくれた。

「アメリカから帰宅直後に留学したい旨、娘より聞きました。ある程度予想はしておりましたが、本当に娘の口から言われた時は戸惑いを感じました。私自身が経験をしていないことなので、予測ができず不安ばかり先にたちます。娘は、好奇心旺盛で、自分がやりたいことは必ずやり遂げてきましたので、今回もきっと夢を実現させることでしょう。とりあえず、私は、その気持ちがどれくらいのものなのか見守っております。
アメリカから帰ってきて、何とはっきりいえませんが、娘はかわりました。きっと、大きな目標ができたからでしょうか・・・」

この説明会で森先生が配付された資料には「〜未来にチャレンジ〜とは、人間の未来、科学技術の未来、生活の未来、自分の未来に向かって前向きに取り組み、チャレンジしてゆく気持ちを持とう(育てよう)の意図があります」と書かれている。子どもの学びへのモチベーションは様々なきっかけで一気に加速する。それは先生や友人との対話であったり、講演で耳にしたことであったり、各学校が用意しているプログラムであったり、海外研修であったりと多種多様だろう。大切なことは、そのような場や機会の重要性を保護者や生徒に発信しているかどうかである。各学校が様々なプログラムを実施しているのはホームページや学校案内でわかる。しかし、そこでどのような意味や意図を持って実施しているのかが伝わり、共有されているかどうかが実は重要なのではないだろうか。体験から何を汲み取るかということだろう。

石井 麻美
2006年5月10日更新

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