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宇宙開発による現在の概念打破の可能性 |
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| 自修館中等教育学校1年生 中村 雄貴
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現在、人間による宇宙開発が急激に進歩している。将来必ず火星・月といった惑星への進出が進むだろう。そういった星では何が得られるか分からないが、鉱物などの工業製品の原料となるものは採掘されるだろう。そうすれば必ず工業製品の値段は下がると思われる。GDPが低い所得が少ない国の人々でも、安く工業製品が買えるようになるだろう。そして、さらにその原料のために仕事が増え、職を失う人々が少なくなるだろう。その結果貧富の差が小さくなるだろう。そのほかにも仕事のため宇宙に住む人も増えていき、地球の人口はだんだん減っていくことが予想される。今の日本のような人口過密社会からある程度緩和された社会になるだろう。
また今日引き起こされている環境問題のほとんどが人口過剰による環境への負担の高さに起因するが、地球の人口が減れば自然とそういった問題も解決されていくかもしれない。そうすれば宇宙開発は人類にとって夢のような世界を実現してくれるかもしれない。
しかし、このような一見薔薇色に見える未来だが、悪くなる可能性はなきにしもあらずである。たとえば宇宙開発できるアメリカなどの先進国とGDPが低くて宇宙開発のできない発展途上国との間で先ほど述べた宇宙開発のメリットを受ける開発できる国と、できない国に分かれ、国力に大きな差がでる。そうなるとそれはすなわち現在すでにある格差をより広げる結果となってしまうだろう。そしてそれを回避するには、国際協調を推し進め宇宙開発の利益を分配する機関が必要になってくる。途上国が先進国に労働力を提供する見返りに宇宙開発技術を提供してもらうなどの解決策が必要だと思う。
以上のような地上での出来事と比べて宇宙空間ではどのようなことがおこるのであろうか。宇宙では人種や国境といったものには意味がない。そのために出生地や思想や信条にとらわれない完全に自由な世界が築かれていく可能性がある。宇宙を開発する人々の間で、最初は民族差別もあるだろうが、いずれ混血が進み、民族間の垣根も崩れていくだろう。そして将来は国の管理を離れ、民族差別のない自由な世界が築かれていく。こういった宇宙での自由な雰囲気は、地上の国家にも影響を与えるだろう。
今までみてきたように、宇宙開発は人類を国という概念から解き放つ可能性とそれとは逆に現在の格差をさらに押し上げてしまう可能性とを持っている諸刃の剣のようなものであると言える。そのどちらかを選ぶかはこれからの人類に委ねられているのだ。
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