開催主旨 募集要項 入選者発表最終選考会結果発表 TOP

リニア化で安全、快適 −高速道路の未来−
芝浦工業大学中学校2年生  松尾 明

 私が思う未来アイデアは、高速道路のリニアモーター化だ。電車は、汽車と言って石炭で動いていた時代から随分進歩したが、車の方は、本質的変化があまり見られない。この際、思い切って道路自体を変える事によって、車も未来に向かって進歩していく必要がある。
 私は、愛知万博の交通手段としてリニアモーターカーを使っていたのをヒントに、車の未来アイデアとして考えられるのではないかと思い、調べてみた。リニアモーターカーは、反発力と吸引力で浮上し、引き合う力と反発する力で前進する。また、何らかの原因で、車両が中心からどちらか一方にずれた場合、自動的に車両の遠ざかった方に吸引力、近づいた方に反発力が働き、車両を中央に戻すことができる仕組みになっている。この装置を高速道路に付けて、コンピューター制御式にすれば、自動的に希望の場所まで、行けるのではないだろうか。インターチェンジ(IC)では、自然にその方向に移動できるような仕組みにする。
 この仕組みでは、例えば、各自の家からICまでだけをガソリンで移動することになるので、ガソリンを使う量が少なくなる。その結果、地球温暖化や大気汚染などの環境問題に影響を及ぼしにくくなる。また、高速道路上では自分で操作する必要はなくなり、事故や渋滞が起きなくなる。さらに、万が一事故が起きた場合には、救急車などがスムーズに通れるように、一般車を自動的に端に寄せる機能なども付けられると思う。現在のリニアモーターカーの速度は時速五百キロメートルで、東京・大阪間が一時間で結ばれる計画が立てられているそうなので、高速道路にこのシステムを入れても、同様な時間節約になるだろう。少し前までの料金受領システムでは、年末年始やお盆などに激しい渋滞になる。その対策として、ここ数年でETCというシステムが設置されてきている。ETCの機械を設置した車が数年後には、百パーセント近くまでいくだろうと私は思う。なぜなら、現在の多くの新車は、初めからETCが内蔵されているからだ。そのETCのシステムを改良して、行きたい場所を入力すれば、リニアモーター化した高速道路に入れるようなシステムにすればいいと思う。もちろん、高速道路をリニアモーター化するには、莫大な資金がかかるので、国を挙げての大事業になるだろう。
 なぜこのような案を思い付いたかというと、私が住んでいる所は、三本の大道路が交差している所で、一刻も早く高速道路に入ろうと急ぐ車が多く危険である。こういう問題も、高速道路がリニアモーター化すればなくなるのではないだろうか。
 もし、この未来アイデアがうまくいった場合、私が小さいころに想像した、人や車が空を飛ぶような未来へ一歩近づくだろう。

戻る