開催主旨 募集要項 入選者発表 最終選考会結果発表 研修ツアーレポート TOP

≪研修ツアーレポート≫

アメリカ研修を終えて

東京純心女子中学校3年 田村 千恵

 今回、行かせていただいたアメリカ研修は私にとっては"生まれてはじめての海外旅行"になるのだろうと、とても甘い考えで出発しました。実際、第3日目のディズニーランドや第5日目のショッピングモールでのお買い物は、日本とはまったく違っていてとても楽しむことができました。でも、一番印象に残ったものはトレランス博物館での出来事だと迷うことなくいえます。このことが"生まれてはじめての海外旅行"を意味のある"研修"に変えてくれたと思います。

 トレランス博物館はナチスのユダヤ人に対する迫害や黒人に対する人種差別など、あらゆる人権差別について展示していました。私は博物館の中でヒトラーがユダヤ人に対してどんなにひどいことをしてきたかを知って、「日本はどうしてこんなに残酷なことをしている国と第二次世界大戦のときに手を結んだのだろう?」と疑問に思っただけでなく、信じることができませんでした。おそらく、当時の日本もドイツがしていたことと同じくらい外国の人々に対して残酷なことをしていたから、気が合ったのかと思いました。では、どんなことを日本が外国に対してしてきたかと自分自身に問いかけてみると、私は日本が原爆など自分たちがされてきたことは知っていても、逆のことはまったく何も知らないと気づき、ショックを受けました。

 また、私が博物館にいた時、同じことを調べに来た自分より少し年下の子供たちの団体がいたのを覚えています。同行してくださった方の話によると、アメリカでは自分たちが受けたひどいことだけでなく、過去に祖先がしてきたことと、したために現在、世界がどのような状態なのかを、小学校のときから包みかくさず教えているそうです。私は、日本の教育も過去に国の全体が犯した過ちをこれからの政治を行ってゆく子供たちに包み隠さず教え、自分たちも同じ過ちを犯してはいけないと反省し、もっと視野を世界的に広げるべきだと思いました。確かに現実は残酷で時にはグロテスクな一面もあり、子供の目には毒だと思う方も多いでしょう。しかし、そんな一面こそ目を隠さないで、真実を見つけなくてはいけないことだと気づかされました。

 このアメリカ研修を通して、将来私が何をしたいのか見つける手がかりを発見することができました。

最終選考会の様子はこちら>>