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| 私学の先生方の教育コラム4 |
| 心ばかりの、そして心からのメッセージ-晃華学園の教育- 晃華学園 広報担当 小 林 薫 先生 |
私は晃華学園中学校・高等学校の単なる一職員でしかありませんので、その立場からは大仰に教育問題云々を叫ぶことはできません。しかし私にも今年中1・中3になる二人の娘がおりますので、親の立場を通して当校の生徒達へ、また当校に関心を寄せて下さる皆様へ心ばかりのメッセージを送らせて頂きたいと思います。 ☆★変わりゆくもの★☆ すでに2000年を迎え、以前は「遠い未来」としか考えられなかった21世紀が扉一枚の向こうで待っています。世間では「情報化」の名のもとに携帯電話やパソコンの全盛時代となり、それを使いこなせない人々を「情報弱者」と呼ぶまでに至りました。しかしそうした変革はいつの世にもあるもので、私も以前やっとのことで「そろばん」の使い方を覚えたところ、すぐに「電卓」が普及し、ガックリきた経験があります。これからの子供たちは21世紀の社会でバリバリと活躍して行く訳ですから、情報機器に精通し、インターネットやe-mailで海外と英語で渡り合って行く程度の力は、当然の如くに求められて来るでしょう。 ☆★変わらぬもの★☆ 昭和38年に開校した当校ですが、その教育理念の基本となるカトリック精神は2000年という時代の中で脈々と受け継がれて来ました。時代がどれだけ変わろうとも、生活様式がいかに変わろうとも、その精神は"心のDNA"として生き続けて来たのです。 Daijinamono wa N agasu namida to A fureru aijou! (1990年代はあまりにも陰湿な事件、短絡的・衝動的な事件が多く、まさしく世紀末現象かと思われました。心がすさんだ、というより何か肝心なものが大きく欠けてしまった現代の若者たちが起こした事件もあれば、家庭での親子の隙間を埋めるが如くにひたすらカネやモノを与え、子供が深い悩みを抱えていても、あるいは物騒なことを考えていたとしても全く気づかずに来てしまった大人たちにこそ責任があるような事件も多発しました。 しかしながら、幸いなことに西暦2000年のカウントダウンと共に日本が、そして世界中がこの年明けを大いに祝いました。世界中の人々が新しい時代の到来と同時にそれを人類の立ち直りのきっかけと考えたに違いありませんし、子供たちにとって良い時代であれと祈ったことでしょう。あの「紅白歌合戦」においても今回のテーマは「21世紀の子供たちへ」というものでした。 2000年代を本当に子供たちの時代と考えるならば、私たち大人は今こそ真剣に子供たちの問いかけに耳を傾け、人としての心のありようを語ると共に、私たちの生きざまの中にそれを実践していかなければなりません。それこそがまさしく"心のDNA"の伝承そのものであり、キーボードを叩くだけでは絶対に解決できない問題なのです。) ☆★時代と共に成長して★☆ 時代が変わるとともにいろいろと身につけるべき知識や技術も多くなってくることでしょうが、どんなに新しい知識や技術を鎧兜の如く身につけたとしても、同時にその中身が育っていかなければ、いずれ自分自身がこけてしまいます。「この鎧兜をつけた自分は、いつ、どこで、誰のために活躍するのか」を知っている者は、まず中身から鍛え上げて行きますから、その重さが気になりません。 晃華学園では、その中身の部分の成長を大切に考えています。そして大いに成長して巣立っていった卒業生たちを誇りに思うと同時に、晃華学園自身もなお一層成長して、逆に卒業生・在校生から誇りに思われるよう、今後も努力して参りたいと考えております。 |
| 2000年1月6日寄稿 |
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