![]() ![]() |
| ホーム>教育を考えよう:私学の先生方の教育コラム |
| 私学の先生方の教育コラム1 |
| 「新しい教育」を求めて-京北中学校の教育-
京北中学校 教頭 川 合 正 先生 |
| △▼「新しい教育」を求めて△▼ 文京区白山にある京北中学校は、明治31年に創設され、歴史の長い伝統校です。今年は「101年目のスタート」という言葉を合い言葉に、21世紀に求められる教育を目指し新
△▼親と連携した学校教育の創造△▼ |
| 本を読め勉強しろと母が言うああうるさいなこの夏休み(中1) 今年こそ期待してると母の声終わりも同じどうするつもり(中1) 宿題の仕上がり気にするわが母の声によく似るつくつくぼうし(中2) 夏の夜宿題せよと母の声「わかっているよ」背を向けて言う(中2) 亡き祖父の思い出語り食卓で母の作ったレンコン料理(中3) 男泣きタケシの母の死でわかる家族の意味と母の偉大さ(中3)
|
| 上の6首の短歌は、男子中学生が母について詠んだ短歌を抜き出してみたものです。1年のころは、この短歌で見る限り小学校の継続で「母」との密着度が高いことがわかります。それに対して、2年になると母と少し距離を置き「冷静」に見ている態度が伝わってきます。ところが、中学3年にもなると、母を一人の人間、女性、母親として「客観的」に見る目も育ってきています。世間でよく「思春期」と言われる難しい年頃の男子中学生も、このように着実に成長していっています。いや、このように成長していって欲しいものだと思っています。
2) 親たちの子どもへの思い 親は、子どもが生まれた時「元気でいてくれるだけで幸せ」だと思います。そして、この子のためなら何でもしてあげたいと無報酬の愛情を惜しみなく注ぎます。そして、幼稚園・小学校へと進む頃になると「ちゃんと躾けて何でも出来る人間にしたい」これが、この子の幸せだと信じて頑張ります。自分の趣味を削ってでも、ピアノ教室に通わせ、将来この子が、ショパンでも弾いている横で、夕食の用意をしていられたら、どんなに幸せだろう、または、将来「東大」にでも進学してくれたら、私も大きな顔をして町を歩けるだろうなどと夢みることもあるものです。
3) 「日常の会話」から学ぶ 「まったくあんたは駄目ね。」たった一枚の答案で失敗して、こんなことを親から言われたら悲しいでしょうね。子供には、反抗するしかできません。「いつもあなたはこうなんだから仕方ないわね。」と一つの出来事を一般化してしまうこともありがちですが、子どもは「いつも」俺ってだめなんだというメッセージをうけてしまうでしょう。「やる気になったのは嬉しいわ。でも、続くかしら…」良いことを無視して、マイナス面ばかりに目がいっています。せっかくプラス面があるのだから、そっちに目を向けた方がお互いに楽しいのじゃないでしょうか。などという「言葉がけ」や「コミュニケーション」の学習を中学の親たちとやっていきました 4) 子どもと親や教師も楽しくつき合う さらに、子どものいろいろな場面を設定し、ロールプレイなどで子どもの気持ちなどを学習していきました。1年で6回の学習会を持ち、親側にも教師側にも沢山の気づきがありました。ある親は「勉強会で学んだ人との会話などは、親子の会話ばかりでなく、友人と接したり又、いろいろな人との会話でも私にとって、とても役にたって少しは人の気持ちを考えられる様になりました。」と感想文を寄せてくれています。
|
| 《会話をするための大前提》 (1) 信頼関係があること。 |
| 今後も、親と教師と連携して子どものプラスになる「言葉掛け」の学習は、大切なものになってくるのではないでしょうか。 |
| 1999年12月9日寄稿 |
|
---京北中学校関連リンク 京北中学校ホームページはこちら 京北中学校読売教育賞受賞についての記事はこちら 私立中高一貫校研究「京北中学校」(当サイト内)はこちら |
| このページのトップへ▲ |
| ホーム>教育を考えよう:私学の先生方の教育コラム |