| 2002年09月10日 京北学園 川合正校長先生から NTS本間へ |
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本間勇人さん ご無沙汰しております。二学期になってますます学校がおもしろくなってきました。 様々な学校との連携が始まったという思いです。本日送られてきました『進学レーダー10月号』の「私学の挑戦」の記事もよくまとまっていましたね。私学がこんな形で力をつけていけば、より多くの子どもたちを支援し将来の世界を担う若者を輩出できるのではないかと期待してしまいます。期待などというと本間さんに叱られそうですね。「人に頼るな、自分の学校で育てろ」と言う具合に・・。 一昨日9月9日の月曜日は、本校の校舎は外来者で一杯でした。活気ある議論やインタビューがあちらこちらで起こっていました。というと何があったのかと思われるでしょうが。「本物の授業」を追究する日だったのです。白山高校一年生100人を対象に、千葉大学教授上杉賢士教授の本邦初公開の「プロジェクト授業」と、放課後明石要一教授・保坂亨教授を交えて「京北中学のより効果的な授業構築のために」の中学教員全員を集めての会議が行われたのです。もちろんその後は、教授たちと本校の先生方とのビールを仲立ちにした交流会が深夜まで続いたのは当たり前です。「プロジェクト授業」とは、ミネソタのニューカントリー・スクールの子供、教員、保護者などが協同で実施した学習で「子供たちにやりたいプロジェクトを申告させることから始め、『達成のためにどんな教科を学ばねばならないか』『それが達成されることで幸せになれるか』『そのことで周りの人をどれだけ幸せにできるのか』など、明確な目的意識を持たせた上で、市民や保護者など第三者の眼による評価を交えた発表により効果を挙げる」学習と言うことです。先日の授業は導入部で今後8時間のメニューが用意されています。私は、感動したのは生徒たちが徐々に活発になっていくとともに、周りで参観していた人々も巻き込んで授業が展開していき、会場が一体感に包まれて子どもも大人もともにプロジェクトに参加していったことです。千葉大の大学院生7人、取材記者、カメラマン、担任、などなど生徒たちと一緒にのめり込んでいった姿は印象的でした。そういう私も夢中になりました。生徒の感想文はどれも感動的なのですが「世界のじゃんけんを調べるプロジェクト」をやろうと決めた藤田君は「今までの小学校・中学校、そして高校の一学期の授業は、一つの答えを出し、一つの答えしかなかったけど、この授業では、答えは一つではなく人の数だけ答えがある。無限の答えを出し合った。これが僕はとてもよかった。授業というのがこれで楽しくなると思うし、『やらされる授業ではなくやる授業』がこれからの日本の教育を変化させて欲しいです。」と書いていました。たった2時間の授業で、彼たちはさまざまな思いを抱いたようです。この授業の報告は、リクルートの「キャリア・ガイダンス11月号」に掲載される予定です。 放課後の教員と教授たちとの「特別職員会議」は、白熱しました。本校の「少人数制授業」「到達度別授業」「体験授業」「教師間の共通認識」など沢山の課題が指摘されました。そこで、今後は千葉大学の総合教育センターと共同研究をし、支援を受けながら積極的により効果的な授業構築をしていくとうことで協働体制が確認されました。また詳細についてはお話しし、ご助言もいただきたいと思っています。さて、京北高校生には11月15日、東京大学の亀口憲治教授が2時間の特別授業をしてくださることが決定しました。この授業は「未来に飛び立つ君たちへ」的な社会と接続を意識した授業になると思っています。内容につては、近々先生と話を詰めていきたいと考えています。 長々と書いてしまいましたが、やはり学校を預かる人間が楽しまないと生徒たちも教員たちも楽しくないであろうと考え、毎日毎日を楽しく過ごしていますという近況報告がてらに手紙をだしました。 それじゃ、暇になったらご一報下さい。教育について語り合いましょう。 京北学園 川合 正
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