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授業後ミーティング

伊藤先生、松ケ枝先生お疲れ様でした。文法の重要性は生徒に伝わったと思います。保護者の立場から、なぜ文法が必要なのかを説明していただけますか? 

松ケ枝

「文法がわかることによっていろいろな英文の文章が読めてくるのです。難しい部分はありますが、文法がわかると様々な未知の世界が広がっていきます。文法用語だけで嫌になってしまう生徒もいますが、これからは文法用語を使わずにわかりやすく導入することができればと思っています。」

伊藤 「普段は単調な授業をしているため、生徒たちも驚いたのではないでしょうか?後々自分のため、勉強のためにも役立つ、未来につなげるということを考えてみました。今日は異なる専門分野を勉強したということで、広がりみたいなものを感じてもらえればと思います。そして上級生の力を利用することです。先生が言うのと先輩が言うのでは意味が違ってくると思います。文法は正確に文章を読むために必要不可欠なものです。コミュニケーションと隔たりのあることではないのです。」

自分の言いたい事をしっかり伝えるためにも文法をしっかり勉強しなくてはいけないのですね。では、国語の苦手な生徒にはどのような指導を心がけているのですか?

伊藤

「国語のすべてが嫌いという子はいないと思います。文法ばかりでは嫌になってしまうかもしれませんが(笑)女の子はおしゃべりすることが得意なので、書くことと話す機会を多く取り入れるようにしています。短歌の授業であれば、発表する時間を多く取ります。古文の成績が悪いからといって作品がおもしろくないわけではないし、古文が嫌いなわけでもないと思います。教科の軸を一本に固定せず、いろいろな事柄に興味を持ってもらえればと思います。」



それでは、他の学校の先生方の感想をお願い致します。


京北中・高等学校校長(国語科) 川合正先生のコメント 
 非常におもしろく、久しぶりに可能性のある授業だと思いました。はじめのワークシートで生徒たちに文法に対する興味を聞きましたが、わかるけれどつまらないという意見が多かったように思います。わかるけど、つまらない。文法自体は単純なものですが、それが何のために勉強しているのかがわかっていないためだと思います。今日のように、各教科を越えた授業によってモチベーションがあがる。教科を越えてやったからこそ単純な文法が膨らんできたのではないでしょうか。学年を越える、さらには学校を越える教育は自我を変え、新しい世界につながるのです。

立教池袋中・高等学校(英語科) 初瀬川正志先生のコメント
 今日の授業は生徒をひきつける魅力的な授業でした。彼らにとって日本語や英語など、いろいろな教科から広がりを持つということは必要であり、大事なことです。多様性、コラボレーション、そして学年を越えた先輩からのメッセージなど、ひとつの教科にしても広がりを持って学んでいくことはとても意味のあることです。

昭和第一学園高等学校(理科) 及川勉先生のコメント
 生徒がとても生き生きしていて、先生と生徒が友達のようなアットホームな学校だと思いました。教科を越えた授業は大変すばらしく、この学校のように中高一貫の学校ならば先輩からのメッセージは意味を持ったものになり、ひとつの教材としても使えます。これならば、大学生からのメッセージも活躍できそうですね。授業の面では、英語の国際化と言われていますが、今日のように昔は中国語が外国語だったのですよという歴史をも遡る大変おもしろい新鮮さのある授業だと感じました。


共立女子中・高等学校(社会科) 渡辺眞人先生のコメント
 今日の授業をみて、国語と英語の文法の違い、そして文法が本当に大事ということを先徒にわかりやすく説明できた授業であったと思います。異文化の理解ということをよく言いますが、国語と英語のように他の教科とつなげることによって異文化をも理解できるのではないのでしょうか。


順心女子学園中・高等学校(社会科) 金子暁先生のコメント
 国語と英語を越えた授業、頭ではわかっていても実際目の前で授業されると、自分の中の国語の頭と英語の頭はわかれているので混乱してしまう。それがしだいに、これは大事、これはいらないもの、とそれぞれを理解していくのです。お二人の授業されている姿を見てこれはジャズだなと思いました。基本のテーマがあってそれがどんどん進んでいく、二人のコラボレーションによって前へ前へ進もうとする質の高い授業であったと思います。


参加者全体のコメント
 私学は生徒と先生の信頼が厚く、先生同士の信頼も厚いのです。そこに授業が生まれ、これこそが私学の良さなのです。今回の教科の枠を越えた授業は大成功に終わりました。新しい授業におけるコラボレーションの可能性は大きな成果をあげました。国語と英語にとどまらず、国語と社会、理科と数学といった新たなコラボレーションが生まれることでしょう。他の学校の先生方も大変満足された、充実感のある授業内容であったと言えます。学校全体でこのようなイベントが行われる日が来る事を期待します。

NTS教育研究所 平出桃子




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