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生活目標
私がトキワ松に入って三年がたったなんて、今でもまだ実感がありません。ただ私がトキワ松に入って何が一番変わったかを考えてみると、それは小学生だった時の私と今の自分の気持ちの大きさだと思います。気持ちは自分が大人になっていくにつれ、変わりながら大きくなります。
もうすぐ私達は卒業します。これまで中学校に入ってたくさんの友達ができ、色々な事を話しました。だから今の自分がいます。しかし友達が大切だと気づくのには時間がかかります。でもその分自分の気持ちを素直に話すと心がすごく軽くなる事に気づけました。自分が成長しているのをまわりの人が分かってくれるようになりました。
三年の三学期の始業式で、校長先生がこんな事をおっしゃっていました。「人は孤独では生きられない。」私の耳にはすごくこの言葉がひびきました。三年間と言ったら一言で終ってしまう三年間になります。けれどたくさん泣いて笑い、苦しい事がなかったと言ったらウソになるけれど、それ以上に楽しい事がありました。中学校は学校に来る事が義務化されています。毎日、学校に行っていればつらい事も嫌になる事もたくさんあります。しかし、それを我慢しながら私達は三年間学校に通いました。そのおかげで大切な友達と話して一人で悩まなくなったり、ストレスをためすぎなくもなれました。
数々の面で成長できていると思います。自分の弱い所、嫌な所すべてを直す事なんて誰もできないけれど、それを変えようとする努力をこれからしようと思います。
私がこう思えるようになるのには、この三年間がなかったらできなかったでしょう。今、少しでも変わりたいと思えるようになってきたのは、たくさんの友達ができたからだと思います。
中学の友達は一生の友達にはなれないとよく言う人がいます。たぶんそれは本当の事だろうし、自分の事を少しでも変えようとしなければできない事です。私が卒業する時には少しでも変われるようになっていたいです。
憧れから夢に向かって
私は今年中学三年生、つまり中学校を卒業する年になった。今まではただ何となく毎日をのんびりと過ごしてきたのだが、中三になって少しずつ、自分を取り巻く周りの人の思いが変わっていくのが分かった。
それは進路の問題や将来の事についてが大半だった。思ってみれば、私は今まで将来の事を真剣になって考えたことがなかった様な気がする。小さい頃や小学校の頃など、私は今までテレビや本の影響で盲導犬の訓練士や、小説家に憧れていた時期があった。確かにその時は本当に憧れていて、将来その仕事につきたいと思っていたのだが、だんだんと時がたつにつれ、自分の中で憧れていた思いはウソの様に消えていってしまった。だから今の私には本当になりたい夢というものがないのだ。
時々学校で友達と話していると、将来の夢の話になる。みんなちゃんとした将来の夢を持っていて、その夢に向かってがんばっている様に私には見える。もしかしたら、自分の夢に向かって進んで行く友達を見ていて、私はうらやましかったのかも知れない。
将来の夢と一口に言ってもその思いはみんなさまざまだ。ちゃんと将来に対する考えや思いがあって、その考えや思いが完全に固定された時、初めてその上に夢というものを積み上げていくことができるのだと思う。
土台がしっかりしていないものには、上に積み上げて行くことは出来ない積木と同じ様なものだ。
私は昔から他の人よりも、一つの事に夢中になると周りが見えなくなってしまうクセがある。だから私は今までも将来の夢に限った事だけではなく、色々な事に失敗を重ねてきた。そんな私でも最近憧れる様になった職業が一つだけ出来た。それは教師だ。
何故急に教師になりたいと思うようになったのかは自分でも良く分からないけれど、普段先生達の授業を受けていて、「人のために熱心に何かを伝えていく仕事もいいなぁ」と思う様になった。
これから高校、大学と進学していく中で、自分自身にぶつかってくる問題は沢山あると思うが、そうした中でも、私は今のこの夢を憧れだけでおわらせずに、今の夢を大切にしたいと思う。
桜の木
入学式の日。私は初日早々、遅刻をしてしまった。d組の教室までの廊下がとても長く感じた日だった。とても入りにくかった教室に入り、窓側の後ろから二番目の席にドキドキしながら座ると、そこからは、もう少しで満開になりそうなくらいの桜の木が、手が届きそうなほどの所に立っていた。何故か私には、とてもうれしく感じられた。
それから私は毎日その桜の木を見るのが楽しみになって、授業中も横を見ていた事があった。毎日学校に行き、仲の良い友達が沢山できてきた頃、気がつくと桜は満開をとうに通りこし、散り、ピンクから緑に変わろうとしていた。その時、私は少し悲しい気持ちがしたが、何故か桜の木が入学式の日から私が学校に慣れるまで、ずっと見守ってくれていたような気持ちがして、うれしかった。そして、また来年もきれいに咲いて、新しく入学してくる一年生を応援してあげて欲しいと思った。
今はもう中学三年生。あともう少しで卒業という頃の私は、こんな桜の木の事を思い出している。あの時から比べると、校舎も建て直して、校庭もでき、とてもきれいになった。もちろん、あの桜の木も今は私が入学したときにあった場所にはもうない。きっと、校舎を建て直した時に植え替えられてしまったのだと思う。
桜の木って不思議だと思う。春とか、卒業、入学というと桜の木を思いうかべるが、その木は、見た人が安心できるような不思議な力を持っていると思う。
私は春になると卒業を迎える。そして高校生になる。その時にまた桜の木が咲いてくれて、新しく入る中学一年生、そして私達高校一年生を、応援してくれるとうれしいと思う。この春も、また元気に思いっきり咲いて欲しい。
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