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まえがき
本書は、トキワ松学園英語科が1996、1997年度東京都私学教育研究所の研究協力校として助成金をいただき、研究課題「英語教育におけるGrobal Educationを主眼とした教材の開発と指導法の研究」のもとに6年間の成果をまとめたものです。研究に際しては、Grobal Educationの権威である鳥取大学のKip A. Cates先生のご指導を仰ぎました。
1991年には、同研究所の助成により「Oral Communicationのための教材と指導法の研究開発」という研究課題のもとに、"HELP YOURSELF - A Resouce Book for English Teachers"を出版いたしました。幸いにも、この本は多くの先生方からご好評いただき、私たちへの大きな励ましになりました。
HELP YOURSELF の出版を契機に、授業でのcommunicativeな活動を通じて、私たちは生徒に何を伝え何を学ばせるべきかを考え、単なる日常会話にとどまらない、内容のある教材作りを目指すようになりました。21世紀を目前にして、日本でも国際化社会、情報化社会に対応できる教育の充実が叫ばれる中、世界共通語のひとつである英語を通じて世界にアンテナを広げ、国際的視野を持った生徒を育成することが英語教育の重要な目的のひとつであると考えられます。このことを共通認識として、私たちはTeam Teachingの授業にGrobal Educationを取り入れ、1992年以来、試行錯誤を繰り返しながら、新しい教材作りやプロジェクトワークの導入に取り組んできました。最初は、高2のTeam Teachingにテレビや新聞のニュースを教材として取り入れられることから始めました。そして、新教育課程にOral Communicationが導入されると、高1、高3、さらに中学のTeam Teachingへも範囲を広げ、中高6年間を通じたGrobal Educationの教材作りへと発展していきました。
本書が出版できたのは、当初からGrobal Educationの導入に大変熱心で、教材作りの中心になって取り組んできた本校3人の外国人教師の貢献があったからです。この本の編纂にも3人の教師が執筆の大部分を受け持ち、夏休みも返上して、まさにコンピューターとの格闘の毎日でした。日本人教師と外国人教師のチ―ムワークのよさが本校英語科の誇るところのひとつであり、Grobal Issuesのような内容の難しい教材を英語の授業に持ち込む際には、特にこのことが重要な要素であると思います。なお、現在の高3のWritingとO.C.Cで取り組んでいる環境問題と女性問題をテーマにした教材を今回は取り上げませんでした。このことについては、さらに研究を重ねて次回の発表の機会を待ちたいと思います。
本書を、多くの英語教育に携わる先生方にお読みいただき、教材として実践の場で少しでも利用していただけることが私たちの願いです。そして、みなさまから忌憚のないご意見とご批判をいただき、今後の研究課題にしていきたいと思います。
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