■星美学園中学高等学校 「平成十三年度 星美百人一首」
■2002年2月発行
「星美百人一首」のこと 毎年二月に編集・制作されます。 本校の伝統の一つになっています。
ここに掲載された百首は、星美学園中学校および高等学校の全生徒約八〇〇名が詠んだ八〇〇首の中から選ばれたものです。選者は国語科教師。各学年一ページをあて、中学一年生から学年順に掲載しています。
ページごとに生徒の成長の跡がうかがわれます。本校の国語教育の一端もご理解いただけると思います。
今年も昨年に引き続き、一首、東洋大学の「現代学生百人一首」に選ばれました。「現代学生百人一首」では連続三年の入選になります。入選作は右ページに紹介させていただきます。
―その他の作品―
- 冬の海 夏とは違う雰囲気を 陽が射さないで一人でずっと
- 目覚ましの朝のお知らせが鳴り響く まだねむりたい 開けきれぬ朝
- 雪とけて水になるんじゃないんです 雪がとけたら春になる
- 涙目に 微笑む夕日が眩しくて 涙を一緒に苦しみ拭う
- 親がいて 友達がいて 自分がいる それってすごいことなのかもよ
- 言葉から 伝わる温度がしみてくる 私の中へ やさしく強く
- 雨がやみ空が描いた虹の道 つゆをとびこえ夏がくる
- 漆黒の海の左右にきらめいて 蛍いるよう 小田原の街
- 秋風になぶられ揺れるすすきの穂 沈みゆく日を 染まりて眺める
- 秋求め 落ちたいがぐり覗き込む 中の住人今いずこかな
- 真っ赤だな葉っぱも色づき秋が来る よちよち歩き幸せもくる
- 黄色の葉くしゃりと音の向こうには揺れるブランコ二人の背中
- 両親に猛反発する弟を 見ている私はなぜか嬉しい
- 「大丈夫」震える指を癒す手に 友のぬくもりひしと感じる
- この想い変わることなく時間(とき)が過ぎ 失うことであなたに気づく
- 秋桜の咲き乱れてる駅前でじゃれ遊ぶ子に微笑む私
- できるならもっと眺めていたくなる夏とは違う晴れた青空
- 陽の光あびて広がる青空が教室の窓から私を誘う