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ホーム学校リサーチ:学校刊行物女子校共立女子中学校 「あゆみNo.254」

01/03/21 共立女子中学校 「あゆみNo.254」

あゆみNo.254論説より
マナーの危機
村本菜水

ここ二、三年成人式で式の最中に携帯電話でおしゃべりをしている若者の映像をテレビでよく見かけます。今年は式で大暴れをして警察に逮捕された若者が大きな話題になりました。こうした自己中心的な人間、いわゆる自己中はどうして増えてしまったのでしょうか?

戦後五十五年、日本は経済的に豊かになることで、少子化が進み子ども一人にかけられるお金も時間も増えました。それによって子どもは自分の欲求は何でもかなうと思うようになり「我慢」ということを覚えることなく大人になってしまうことが多いようです。

一方、昔は現在に比べて兄弟の数も多く、弟や妹の世話をしているうちに我慢や人間との関わり合いを自然と身につけていったのかもしれません。

ではいったいどうしたら自己中で無い人間になれるのでしょうか?

私はやっぱり家の手伝いをしっかりやることが大事だと思います。家の手伝いをすれば家族とのコミュニケーションもとれるし、家事も覚えられるので将来にも役立つと思います。また、ボランティア活動もいいと思います。ボランティアとは自分の利益を省みず、人に奉仕することです。ボランティアを行うことで優しい心を身に付け、しかも働くことの厳しさを知ることができるのでいい社会勉強になると思います。

ところで、最近子ども連れの若い母親たちが電車など公共の場所で騒いでいるところをよく見かけます。周りからするととても見苦しいですが、子どもたちにも悪い影響を与えているに違いありません。マナーを守れない親の下で子供が育つとその子供はもっとマナーを守れないでしょう。さらにその子供が将来大人になって子供ができたとき、おそらくその子供はもっともっとマナーが守れないことでしょう。このようにマナーを守れないことの悪循環が続いていくと世の中にはマナーが守れない人ばかりが増えていき、末恐ろしい感じすらします。やはりマナーを守ることを徹底するには今の大人から変えていかない限り自己中な人間は減らないでしょう。

人に迷惑をかけてはいけない、こんなあたりまえのことができなくなってしまうなんて…。

日本は、経済的、物質的には豊かになりました。けれども精神的にはどうでしょうか?

これからの日本が心配です。あなたはどう思いますか?

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