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ホーム学校リサーチ:学校刊行物女子校女子学院中学校・高等学校「21世紀へのバトン」

01/11/05 女子学院中学校・高等学校
「私たちの聞き書き 21世紀へのバトン-230の戦争-」

私たちの聞き書き
21世紀へのバトン-230の戦争-女子学院中学校・高等学校

『私たちの聞き書き 21世紀へのバトン-230の戦争-』

2001年3月 発行


巻頭言

「平和をつくり出す人たちはさいわいである」

院長  田中 弘志

 戦争の世紀と言われた二十世紀が終り、私たちは新しい思いをもって二十一世紀を迎えました。次の百年の間に私たちはこの世界から本当に戦争をなくすことができるのでしょうか。
 剣をとる者は剣によって亡びるという単純な真理は頭で分かっていても、人間は「自己防衛」の名のもとにいまだに武器を手放すことができないでいるのが現実です。半世紀余り前に敗戦という形で長い長い戦争の終結を迎えた直後の日本では、どんなことがあってももう二度と戦争は御免だ、軍事力はいらないと本気で思ったはずなのに、早くも現行の平和憲法を改定しようとする動きが強まっています。
 戦争の悲惨さを直接体験したことのない生徒たちが、その実体験者から聞きとったことを自分の心で受け止め、それを消化して書きとめて行く「聞き書き」という学習は、断固として戦争を阻止するのだという世論を高めていくために、一見遠回りのようではあるけれども有効な一つの手段だと言えます。
 「平和をつくり出す人たちはさいわいである」という聖書の言葉を思い浮かべます。平和は何もしないでいて自然に生まれてくるものではないようです。平和をつくりだすためには、私たちのたゆまぬ努力が必要なのです。


目次(抜粋)

慟哭
二度の危機
千恵子の十五歳
目を閉じれば瞼の裏に
永い夜
長野行き
南十字の祈り
生きる
少年と戦争

大宮の空襲
鐘の鳴る丘
夏空・ガラスのあの頃
家のない街
「おかえりなさい」
五月の風
すいとんの青春
第六十四部隊
長かった八年間
司子(もりこ)の戦争体験
夕日色のほっぺ
ツンドラの太陽
一週間前
汽車
生き抜いて
青い火
母の最期の言葉
命の尊厳
くすんだ陽
軍需工場の捕虜たち
一九四五年四月十五日
淋しく悲しい戦争
赤い町
満州引き揚げ記
新しい道へ
祖父の青春
キツネのえりまき
少女の頃
すもも
戦争の歴史と人類−一九九〇年八月−
マヒシタココロ
戦争と空の色
祖母の戦争体験
回想
星川の物語
「何もかもが」少なかった


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