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ホーム学校リサーチ:学校刊行物女子校聖ドミニコ小学校「恵林 No.342」

01/09/21 聖ドミニコ小学校「恵林 No.342」 平成13年9月号

恵林 No.342

「地の塩・世の光」

校長 武田教子

 連日三十度を越していた七月のある日、たまたま目に入ったテレビの画面は、八月猛暑、九月残暑厳しい、十月秋はなかなか来ない。修道会本部の仕事を終えて、二十数年振りに夏休みを日本で過ごすことになった私は、しっかりと覚悟させられました。

 その割には過ごし易い夏であったと思いますが、いかがでしたか?

 子供たちの便りから、プールや海で泳げるようになったり、はじめて登山をしたり、おじいさま、おばあさまのところでお泊まりをしたり、存分に虫を追いかけたり、家族いっしょに過ごしたり、さすがに六年生は、こんなに勉強したことはない位勉強したりと、それぞれのユニークな夏休みが伝わってきました。家族の中で愛され、お手伝いで家族の一員としての役割を担い、思いやりで、きずなが確認された便りを、とても嬉しく拝見しました。きれいな字、きれいな絵、ほんとうにありがとうございます。

 さて、過日、ヨハネ・パウロ二世教皇は、来年夏、カナダのトロントで行われる世界青年の日のテーマを「地の塩・世の光」と発表なさり、世界の全青少年がこれに向けて準備するようにとお呼びかけになりました。

 マタイ福音書五章の「地の塩・世の光」の箇所は、聖ドミニコを記念するミサに読まれる箇所でもあります。

 食物の保存法が格段の進歩を遂げた現代では、塩の効用はずい分狭められましたが、それでもお料理には欠かせないものです。勿論、味のない物は美味しくないので、味を付ける役割を果たします。しかし、塩の味が前面に出てしまっては、これまた食べられない物になってしまいます。

 塩の秘訣はどこにあるのでしょう?それは、程よい塩が、素材の持ち味を最もよく出させることではないでしょうか?塩が美味しいのではなく、塩のおかげで食材が美味しいのです。

 聖ドミニコは、まさにそのような人でした。聖ドミニコがいるので、周囲の人びとは安心して、喜んで、自分の良さが出せました。

 青少年が、互いのためにこのような存在になれたら、二十一世紀はすばらしい世紀になることでしょう。青少年というには少し幼すぎるかも知れませんが、この言葉を聞いたとき、勿論私は小学校の皆さんを考えました。聖ドミニコの子である彼ら、彼女たちが互いに相手の良さを出させることのできる地の塩となっていきますように!

 ジャンボ階段とグラウンドは、新装成って皆様をお待ちしています。久し振りのグラウンドでの運動会を楽しみにしていてください。


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