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01/04/13 聖セシリア学園 「CECILIA」

CECILIA
聖セシリア心の支え
神は一人ひとりを愛される

学園長 伊東 千鶴子

 桜の花の満開の中で入学した各部署の新入生が、4ヶ月たった今、順調に成長して先輩とも友人とも親しくなり、一段と聖セシリアの生徒らしくなりました。行き合う時の笑顔のあふれた清々しい挨拶には、そのつど幸せな気持ちを抱かせてくれます。

 こうして縁があって出会うことが出来た子ども達ですが、この学園を識るきっかけは説明会や、生徒たちのご家族に勧められたなど様々でした。しかし、ほとんどの方々が聖セシリアの教育精神を理解し気に入って下さっているということは、学園の教育に携わるものとして責任を感じるとともに、教育への真摯な姿勢や意欲的な取り組みにもつながっています。

 志望の理由の中に、ミッションスクールだからということも多くあげられます。はっきりと分からなくても、確かに聖セシリアで過ごすことによって将来、幸せな人生を送れると期待していただいていることは嬉しいことです。

 迫害の長い歴史の後、明治初年にキリスト教の信仰の自由が回復されて、日本の国の何ヵ所にもミッションスクールが建てられました。創立70周年の記念の記事の中にも触れましたが、創立者は初期の頃のミッションスクールで学びました。そこでイエス・キリストとの出会いが、現在の大和学園聖セシリアの創立に大きく影響を及ばしたことは間違いないことと思います。

 ミッションとは「使命」という意味です。もともとイエス・キリストが弟子たちに与えられた使命のことをいっているわけです。つまりミッションスクールとは、イエス・キリストの教えに従って人を教育する「使命のある学校」ということです。

 最近手にした本の中に、ミッションスクールについての全く共鳴する記事を読みました。「ミッションスクールと呼ばれるものは、一人ひとりの子どもに『あなたは何よりも大切なのですよ。あなたの存在そのものがすでに神に愛されいてるのですよ』と伝えることでならなければならない。そうすることが一生を通して『心の支え』となるだろう。」

 私もこの学園を継いで30年になろうとしております。当初より『神の愛を伝えたい、それによって学園に学ぶ子どもたちを幸せにしたい』という信条は今も変わりません。さいわいミッションスクールとしての聖セシリアの根本精神は、熱心で努力を惜しまない教職員の手によって、今日常のカリキュラムの中にしっかりと組み込まれ実践されています。

 聖セシリアを卒業して3年、来年度母校での教育実習を希望している学生から丁度この原稿を書こうとしているときに手紙をもらいました。

「より多く愛されたものは、より多く愛することができる。と校長先生はよくおっしゃいました。聖セシリアで学んだ6年間、私は素晴らしい先生方と友人に恵まれ本当にたくさんの愛を受けました。だからこそ同じように沢山の生徒を愛したい、そんな思いが教職を取り始める大きなきっかけとなりました。」

 ほんの一部の紹介ですがとても感動的な手紙でした。教育が実を結んでいくのを現実に感じ、胸の熱くなる重いと新しい力がわいてくる気持ちが致しました。


 「今の日本は何もかも余って見える。しかし、一つだけ最も大切なものがかけている。それは無償の愛です。」と教職員のミサのとき、越前神父が話されました。

 教育の根底になくてはならない無償の愛の心が、教職員の中に燃えている限り、聖セシリアは子ども達の将来の心の支えを与えつづけることが可能なのだと思っています。

 永遠に燃える御聖堂の灯りのように。そして生命を育む太陽の輝きのように。

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