ドイツとお江戸の共通点
ドイツが環境先進国と呼ばれていることを知っているだろうか。ここ十年ドイツは厳しい規制のもと、ゴミの減量化を推進し成果を上げている。その背景には各市町村や企業、そして国民一人一人がゴミの分別回収・リサイクルなどに取り組んでいるという事実がある。今、その取り組みに世界各国から注目が集まっている。
首都ベルリンでは住民は約十一種類にも分別してゴミを出し、その回収費用を負担している。また、老若男女を問わず、買い物には綿の袋を持参することが当たり前になっている。日本では、一部の主婦の間で広まってはいるものの、若い人、男の人となるとあまり受け入れられていない。
教育の面ではどうだろうか。まず日本と違うところは教科書はお下がりを使い、飲み物は紙パックではなく専用ビンを持たせている点だ。日本の小学校にあたる基礎学校の先生は「自然を無理に頭で学ばせるのではなく物がどうやって生まれ、できているかを見て触り、さらに自然への興味を持たせると言う教育を大切にしたい。」と話す。
ゴミ問題に悩む日本だが実はリサイクルは平安時代から行われ、特に江戸時代は徹底したリサイクル社会だった。割れた瀬戸物を修理する「焼き継ぎ屋」や、ちょうちんや燭台にたまったしずくを買い集める「ろうそくの流れ買い」と言う商売もあった。また、かまどの灰も回収し、カリウム肥料として使われいてたという。
一方、現代の日本では、リサイクルがあまり活発に行われていないため、そのリサイクル量は、ゴミの廃棄量を下回っている。私たち日本人は、ドイツだけでなく先人に学ばなければならないことがたくさんあるはずだ。 |
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