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02/11/20 目黒学院中学・高等学校 「Newsletter 平成12年度Vol.1〜10」

Newsletter 平成12年度Vol.1〜10目黒学院中学・高等学校

『Newsletter 平成12年度Vol.1〜10』



 目次 Contents Junior

Vol.1 「新年度がはじまりました」The New School Year Begun! H12.4.22
Vol.2 「体育祭が行われました」Sports festival a success! H12.5.30
Vol.3 「アクティビティー・デー」Activity Day a success. H12.7.4
Vol.4 「サマー・キャンプ」Summer Camp 1 SUGADAIRA. H12.7.18
Vol.5 「U.S セミナー・ツアーに向けて」Go Go Go U.S.A!! H12.9.25
Vol.6 「梧林祭」The culture Festival. H12.11.21
Vol.7 「冬休みが始まります」Have a Merry Christmas! H12.12.18
Vol.8 「21世紀」The 21st century. H13.1.19
Vol.9 「振り返る1年間」Looking Back on the Year. H13.2.27
Vol.10 「12年度最終号」Congratulations to All The Third Year Students! H13.3.23


新年度が始まりました The New School Year Has Begun!

 4月6日(木)に6期生(104名)が入学し、いよいよ平成12年度がスタートしました。今年度は目黒学院にとっても、ついに6学年が揃う記念すべき年です。1年生の皆さん、学院生活にはだいぶ慣れましたか?友達はたくさんできましたか?先輩達は皆さんの入学を心待ちにしていました。多くのことに関心を持って、果敢にチャレンジしていきましょう。そして、一緒に充実した楽しい日々を送りましょう。
 Welcome to MEGURO-GAKUIN!!


No gains without pains.

校長 須藤 亘啓

 テレビで「キュリー婦人」というアメリカ映画が放映されました。偶然、瀝青(れきせい)ウラン鉱石で、真っ暗な部屋の机の引出しの中に置いてあった写真感版が感光したという話から「何故」・「どうして」と疑問をもちつづけ、化学者としての好奇心・探究心から、研究を重ね、実験材料を科学分析して、鉱石の中の「何か」の発見に挑みます。苦労に苦労を重ね心血を注ぎ、4ヵ年の歳月をかけ、8000キログラムの瀝青ウランから数十グラムの抽出液を得るために、濃縮作業を数千回も繰り返し、何百回もの実験の失敗を乗り越えて、ついに、蒸発皿の底の「シミ」ほどのラジウムの分離実験に成功、新しい元素を発見するという筋でした。女性で初めてのノーベル物理学賞(1903)、化学賞(1911)を受賞した「マダム・キューリー」の物語です。図書館の岩波ジュニア新書の書棚の中にも「マリ・キュリーが考えたこと」がありました。1トン余りの鉱石カスから得られた両は、0.1グラム以下であり、長い年月と大変な苦労・努力による濃縮分離作業(のうしゅくぶんりさぎょう)と書いてありました。

 岩波新書の「ガン物語」によると、1889年以後、ガン発生の実験のため、ある人は「だいこくねずみ」に、ある人は犬にコールタールを塗ってみましたが、てごたえがありません。1912年にこれに懲りずに今度は兎を選びました。動物の選択は正しかったのです。にもかかわらず、ガンはできませんでした。そして、最後の栄冠は2人の日本人の頭上に輝きました。1915年、山極勝三郎博士・市川厚一博士は、兎の耳にタールを塗布し、人工的にガンを作り出しました。大方の人は50日程度で「イボ」ができると実験を止めましたが、なお、「イボ」がガン化するまでには150〜300日、タール塗布を慎重に続け、世界で初めて人工ガンの発生実験に成功しました。どの大発見のときもそうであるように、この成功のかげにも人知れぬ苦労があったと書かれていました。

 このように、新元素の発見やガンの発生実験の成功は、まさに、「努力・忍耐・継続」のお手本です。苦労しないで、得るものは何もありません。勉強も充分にせず、鍛える努力もしない。読書もせず仮想現実の世界に浸り、時間を無駄にしていたら、学力の向上はあり得ないし、クラブ活動での成果も挙げられず、良い結果を獲得することもできません。生徒諸君には、「小さな努力の積み重ねを、途切れることなく続けること」が大切であることを、折に触れて話してきました。

 立花 隆さんの著書「ぼくは、こんな本を読んできた」で、こんなことを書いています。『最先端の研究者に話を聞く前は、準備が大変です。専門家は質問によって、その問題について、質問者がどれだけ基礎知識を持っているかをすぐに見抜きます。質問が余りに浅く表面的なものだと、専門家は忙しいから、愚劣(ぐれつ)な質問には、適当な答えしかくれません』立花さんは、誰かに話を聞くときは、その人の著書をほぼ全部読んで行くそうです。

 生徒諸君の場合なら、授業を受けるに先立って、学習内容を予習しておかなければ先生の講義を充分に理解できません。先生に質問するときも、予習が必要だということです。学校で勉強したことは、毎日、必ず復習しよう。次に学習するところの予習もしておこう。自学自習する習慣を身につけよう。


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